Brainメディア運営部です!
今回は、1000人以上が参加したWebデザインスクールを運営する、
出永紘己(いでなが ひろき)さんに情報提供していただきました。
まずは、出永さんのプロフィールについて、紹介させていただきます。

「Webデザインって、完全未経験でも始められるの?」
「仕事を辞めてまでチャレンジして、本当に案件が取れるのか不安…」
そんな疑問や不安を抱えている方にこそ、ぜひ読んでいただきたいのが今回の記事です。
結論から言えば、未経験でも戦略的に学べば1ヶ月で初案件を取ることは可能です。
実際にWebデザイン経験ゼロだった出永さんは、会社を辞めた直後から独学をスタートし、
たった1ヶ月で初めての案件を獲得することに成功しました。
しかも、専門学校にも通わず、パソコンに詳しいわけでもなく、美術系のバックグラウンドもなし。
使用したのは市販の書籍2冊と、ネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」のテンプレート。
この環境で1日10時間の独学に取り組み、実績づくりからクラウドワークスでの仕事獲得までやり切ったのです。
この記事では、その全プロセスを〝リアルな体験談〟として包み隠さず共有します。
「学ぶ→作る→提案する」という一連のステップが、どのように進められたのか。
そして、提案文の書き方や、専門特化による差別化戦略など、初心者が最短で結果を出すための本質にも深く切り込んでいきます。
「時間がない」「スキルがない」「自信がない」
そんな不安を持つ方でも、1日30分からスタートして、やがて仕事につなげることができることを実感していただけるはずです。
読み終えるころには、きっとあなたも〝やってみよう〟と思えているはず。
未経験でも、センスがなくても、ちゃんとチャンスはあります。
ぜひ、この記事を最後まで読んで、最初の一歩を踏み出してみてください。
目次
〝完全未経験から1ヶ月で案件獲得〟したWebデザイナーのリアル
〝スキルゼロ〟でも、正しい順番と集中力さえあれば、1ヶ月でWebデザインの仕事を獲得することは十分に可能です。
重要なのは、どこに時間をかけて、何を準備して、どう提案するかという戦略です。
今回紹介するのは、会社を辞めたばかりの全くの初心者が、1日10時間の学習を重ね、最短距離で案件を獲得したリアルな実体験です。
パソコンに詳しいわけでも、美術やデザインの教育を受けていたわけでもない、いわば〝普通の人〟が、独学だけで仕事を得たプロセスを、具体的かつ誠実にお伝えします。
この記事を読むことで、未経験者が踏むべき学習ステップ、実績づくりの工夫、提案のポイントまでを網羅的に学べます。
自分にはできないと思っていた方も、ここで紹介するプロセスを知れば、きっと〝自分にもできそうだ〟と思えるはずです。
スキルゼロでも始められる!Webデザインを選んだワケ
Webデザインを選んだ最大の理由は、〝スキルゼロでもパソコン1台で始められるから〟です。
退職後、貯金も人脈もなく、しかも美術やデザインに縁がなかった状態では、選択肢が限られていました。
そんな中で、最も現実的だったのがWebデザインです。
なぜなら、パソコンとインターネット環境さえあれば、誰にも頼らずに実績を積むことができるからです。
実際にスタート時点では、PhotoshopもIllustratorも触ったことがなく、HTMLやCSSといった言葉すら知らない状況でした。
WordやExcelを使ったことがある程度の〝完全な初心者〟だったのです。
それでも、書籍を1冊ずつ読み進め、1日10時間以上の時間を投下することで、少しずつスキルが積み上がっていきました。
最初に選んだ教材は、「Fireworks」と「HTML/CSS」の入門書。
どちらも手に取ったその日から、即スタートできる内容で構成されており、理解が進むにつれてモチベーションも高まりました。
何よりも、形になっていく喜びが、継続の力になったのです。
たとえば、テキストで書いたコードが画面に反映され、ボタンが表示されるだけで達成感がありました。
小さな成功体験の積み重ねが、〝自分でもやれる〟という自信に変わっていったのです。
このようにして、スキルもセンスもない状態からでも、Webデザインは確かな手応えを感じながら進められる、極めて現実的な選択肢となりました。
ポイントは次の3点です。
- Webデザインは初期費用がほとんどかからず始めやすい
- スキルゼロでも、独学で習得できる環境が整っている
- 作ったものが“目に見えて”形になるため、達成感が得やすい
特別な才能がなくても、努力の積み重ねがそのまま成果につながる。それがWebデザインの大きな魅力です。
独学で結果を出した勉強法とスケジュールとは?
最短で結果を出すためには、時間の使い方と教材の選び方がすべてです。
未経験から独学で学ぶ場合、やみくもに教材を選び、少しずつ進めるだけではなかなか成果にはつながりません。
大切なのは〝今の自分に合った教材〟を〝集中して反復〟すること。
出発点となった教材は、たった2冊の入門書です。
1冊目はHTML/CSSの基本が学べるテキスト。
2冊目はFireworksというデザインソフトの解説書で、これは今で言うAdobe XDやFIGMAに近い存在でした。
これらの本を選んだ理由は明快で、価格が安く、誰にも頼らず学べる上に、〝とにかく今すぐ始められる〟からです。
学習方法は、ひたすら本の通りに手を動かして実践すること。
コードを書いてブラウザで確認する。
図を真似して、ボタンやレイアウトを作ってみる。
この繰り返しが、独学の中でもっとも効果的でした。
当時はYouTubeやオンライン講座が今ほど充実していなかったため、〝本だけ〟が頼りだったのです。
学習スケジュールはというと、基本的に毎日10時間。
退職後で時間に余裕があったからこそ、1日中デザインのことだけに没頭できたのです。
1日10時間を1ヶ月続けた結果、かなりの手応えを感じるレベルにまで到達しました。
本当に短期間で結果を出したいなら、まずは量をこなす。
そして“理解する前に、まず真似てみる”ことが、初期段階では何より重要なのです。
ここまでの内容をまとめると次のとおりです。
- 教材は「自分にとって今できる範囲」で選ぶのが最適
- ひたすら写経するように手を動かすことが上達の近道
- 短期間で習得したいなら“学習時間”を最大化する
独学の成功は、教材の量ではなく、どれだけ〝深く反復できたか〟で決まります。
実践までの全プロセス:何をして初案件を取ったのか
初案件を獲得するために必要だったのは、〝完璧なスキル〟ではなく〝実践に基づいた準備〟でした。
学習が一通り終わった後、すぐに行動に移したのがポイントです。
最初のステップは、ネットショップを自作することでした。
カラーミーショップという無料で使える国内サービスを選び、テンプレートをカスタマイズして3つの架空ショップを制作。
これらを「制作実績」として見せられる形に整えました。
画像やレイアウトはFireworks、コーディングはHTML/CSSで行い、細かい調整も自分でやり切りました。
この段階で「自分は本当にショップを作れる」という感覚が芽生えたのです。
次に実践したのが、クラウドソーシングサイトへの応募です。
中でも特化したのが「カラーミーショップ」に関する案件でした。
実際に検索バーに「カラーミーショップ」と打ち込み、新着案件が出るたびに即応募。
1件目の案件は、商品の登録作業でした。
報酬は1商品あたり50円、200商品で1万円という内容です。
画像の切り抜きや、翻訳、説明文作成など作業量は多かったものの、〝実際にお金をもらえる仕事〟として大きな自信に繋がりました。
このようにして、完璧ではないけれど「できる範囲のことを全力でやる」という姿勢が、案件獲得のカギとなったのです。
注目すべきポイントは次の3点です。
- 自作のショップ3件で「見せられる実績」を用意した
- 得意なジャンル(カラーミーショップ)に絞って応募した
- 最初の案件は少額でも、「仕事として経験する」ことを優先した
たとえ完璧じゃなくても、具体的に“何ができるか”を見せれば、チャンスは十分に開けます。

準備と行動を重ねれば、スキルがなくても仕事は取れます。
大事なのは、自分にできることを〝誠実に伝える姿勢〟なんですよ!
実績づくりの秘訣:ネットショップ制作を武器にする方法
未経験からWebデザインで仕事を取るためには、〝実績〟が欠かせません。
しかし、実務経験がない状態では、当然クライアントに見せられる作品が存在しないのが現実です。
だからこそ、自作のネットショップで“見せられる実績”を作るという方法が、初心者には非常に効果的なのです。
この章では、どのようにしてネットショップを活用してスキルと実績を同時に育てていったのか。
そして、その戦略がなぜ仕事獲得の突破口となったのかを、具体的な流れでお伝えします。
カラーミーショップを活用したスキル習得術
最初の実績は、〝自分で作ったネットショップ〟で十分です。
Webデザインの案件を受けるには、ポートフォリオや制作実績の提示が欠かせません。
しかし、未経験者がいきなりクライアント案件を獲得するのは簡単ではありません。
そこで活用したのが、無料で使えるネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」でした。
実際に3つの架空ショップを作成し、それをポートフォリオとして公開することで、“実績の代わり”を用意したのです。
制作したショップは、それぞれ異なるジャンルに設定し、商品の並び、色使い、ボタン配置などを工夫しました。
これにより、〝応用力〟や〝目的に応じたデザイン〟ができることを証明できるようになったのです。
テンプレートのカスタマイズでは、HTML/CSSの基礎を使いながら、構造の読み解きと調整に取り組みました。
また、画像の調整やバナー制作にはFireworksを使用。
ソフトの機能を繰り返し使うことで、自然と操作スキルも定着していきました。
重要なのは、「完璧な作品」を目指すのではなく、〝クライアントに見せられるレベル〟まで仕上げることです。
実際、これらの架空ショップはそのまま応募時に提出し、仕事獲得につながっています。
「自分は本当にネットショップが作れる」という実感と証拠を得たことが、次の行動の自信になったのです。
ここまでの内容をまとめると以下のとおりです。
- 無料で実践できる「カラーミーショップ」をフル活用
- ジャンルを分けた3つの架空ショップで応用力を表現
- テンプレートカスタマイズで基礎スキルを実践に転換
未経験でも“実際に作ったもの”があれば、言葉以上に説得力が生まれます。
1商品50円でもやる価値があった理由
報酬が安くても、〝実績になる仕事〟なら全力で取り組む価値があります。
初めて受けた仕事は、ネットショップの商品登録の案件でした。
1商品につき50円、合計200商品で1万円という条件。
時給換算すれば、決して高い報酬とは言えません。
画像の切り抜き、英語の商品説明の翻訳、文章の装飾など、決して単純作業ではなく、手間のかかるタスクが多く含まれていました。
それでも、依頼に応えることで“お金をもらって働く”という経験ができたことは、何より大きな意味があったのです。
なぜなら、未経験者にとって一番の壁は〝仕事をしたことがない〟という状態です。
誰かの依頼に応じ、納期を守り、成果物を納品する。
このプロセスを実際に体験することが、自信と次の応募につながります。
つまりこの仕事は、単なる収入ではなく、“実務経験そのもの”だったのです。
また、案件に取り組む中で、自分に不足しているスキルや知識にも気づくことができました。
「こうすればもっと効率的にできる」
「もっと見栄えよくできたかも」
といった改善意識が生まれ、自然と成長のサイクルが回り始めたのです。
そして何より、「実際に仕事をやりきった」という体験が、
次の案件に対する心理的ハードルを大きく下げてくれました。
仕事を選ぶ基準を“報酬”だけにすると、チャンスは一気に狭まります。
それよりも、スキルの成長・実績の蓄積・自信の獲得という側面に目を向けることで、結果的に報酬も上がっていくのです。
大事なポイントは次の3点です。
- 報酬が少なくても「実務経験」としての価値が高い
- クライアントとのやり取りで“仕事の流れ”を学べる
- 納品体験が次の案件への自信と行動力を生む
たとえ単価が低くても、それが“未来への土台”になるなら、迷わず飛び込むべきです。
“未経験でも伝わる”提案内容の作り方
未経験でも仕事を取るために必要なのは、〝スキル〟よりも〝伝え方〟です。
クラウドソーシングで案件を獲得する際、必ず通るのが「提案文の提出」です。
ここで多くの初心者がつまずく理由は、〝自分の経験が足りない〟ことに意識が向きすぎているからです。
しかし大切なのは、「できないことを隠す」のではなく、「できることを、求められている形で伝える」こと。
そのためにまず意識すべきは、クライアントの依頼文を〝丁寧に読み解く力〟です。
たとえば、商品登録の案件であれば、ただ画像をアップするだけでなく「売れる見せ方」にこだわっている可能性もあります。
このような場合、ただ「登録作業ができます」と伝えるのではなく、
「商品画像を切り抜いて、購買意欲が高まるような見せ方に工夫します」といったように、相手の目的に寄り添った言葉に変えることが重要です。
また、自分の経験を活かせる場面では積極的に伝えましょう。
たとえば、過去に自作でネットショップを作った経験があるなら、「運営経験があるので、売れる構成やレイアウトにも配慮できます」と書けます。
こうした一言が、クライアントの安心材料になり、採用の決め手になります。
未経験であること自体は不利ではありません。
問題は、「未経験で何もできなさそう」と思わせてしまう提案文にあります。
だからこそ、自分の中にある“できること・やってきたこと”を、相手の求める形で丁寧に届けるスキルが必要なのです。
難しいことではありません。
少しだけ、相手の立場に立つ想像力を持つだけで、提案文は見違えるように変わっていきます。
以下のポイントを押さえておきましょう。
- 提案文では「できること」を具体的に提示する
- クライアントの意図を読み取り、言葉に反映させる
- 実体験を活かした表現が、説得力を生む
スキル不足を補うのは、誠実な伝え方と、相手視点での言語化です。

自分の経験や強みは、必ず誰かの役に立ちます。
“伝え方ひとつ”で結果が変わるので、誠実に丁寧に届けていきましょう!
ノーコードツールと無料テンプレートを活用して、営業なしでも“選ばれるWebデザイナー”になる具体ステップを解説。
実績作りに悩む未経験の方に最適。
クラウドワークスで差をつける!提案文の極意
「提案文の書き方」こそが、クラウドワークスでの合否を決める最大の要素です。
どれだけスキルがあっても、伝わらなければ採用されません。
だからこそ、初心者でも使える〝型〟を知り、実践することが大切です。
この章では、提案文で失敗しないための考え方と、実際に使えるテンプレートを紹介していきます。
実際にこの方法を使って案件を獲得してきた実例から学べば、未経験でも安心して応募できるようになります。
提案文に悩んでいる方は、まずここを押さえておきましょう。
初心者でも失敗しない提案文テンプレート
初心者が提案文で失敗する最大の原因は、「何をどう書けばよいか分からない」ことにあります。
そこでおすすめしたいのが、〝基本のテンプレート〟を使うことです。
テンプレートを元に書くだけで、最低限の信頼感・誠実さ・伝わりやすさが備わります。
たとえば、以下のような構成が効果的です。
【提案文テンプレート】
1. はじめの挨拶と自己紹介
2. 応募した理由と意欲
3. 求められている内容に対する具体的な回答
4. 自分の実績や対応できること
5. 納期・連絡対応についての姿勢
6. 締めの一言
たったこれだけの構成ですが、これに沿って丁寧に書くだけで、初心者でも「ちゃんとしている」と感じてもらえる内容になります。
特に重要なのは、「募集文の内容にしっかり答えているかどうか」です。
クライアントは「この質問に答えてください」と具体的に項目を示していることがあります。
この部分をスルーしてしまうと、内容を読んでもらえない原因にもなるので要注意です。
だからこそ、テンプレートをベースにしながらも、相手ごとの募集文に丁寧に目を通し、きちんとカスタマイズする意識が大切なのです。
重要なポイントを押さえておきましょう。
- 提案文にはテンプレートを活用する
- 必ずクライアントの質問には全て答える
- 丁寧な構成が信頼につながる
まずはこの〝型〟に慣れることが、採用への第一歩になります。
依頼文の〝本音〟を読み解く力を身につける
クラウドソーシングで提案を通すには、「募集内容の裏側にある本音」を理解することが欠かせません。
依頼文は形式的に見えて、実は書き手の悩みや願いが詰まっているのです。
たとえば、〝なるべく早く納品してほしいです〟という一文。
この言葉の裏には、「過去に納期でトラブルがあった」や「進行が遅れて焦っている」といった背景が隠れているかもしれません。
こうした〝暗黙の期待〟に気づけるかどうかで、提案の質は大きく変わります。
では、どのようにして「本音」を読み解けばいいのでしょうか。
まずは、依頼文の中に出てくる言葉を〝額面通りに受け取らない〟ことです。
特に、強調されている言葉・繰り返されているキーワード・感情がにじむ言い回しには注意して読みましょう。
たとえば「丁寧に対応してくださる方を希望します」とあれば、過去に雑な対応で不満を感じた経験がある可能性が高いです。
その場合は、「丁寧さ」を具体的にどう伝えるかが、提案の中での勝負になります。
単に「丁寧に対応いたします」と書くだけでなく、
「〇〇のような確認を必ず行っております」
「チャットの返信は12時間以内に行います」
といったように、行動で証明できる文言を加えるのが効果的です。
また、「分からないことがあればすぐ聞いてください」といった文面も要注意です。
これは「過去に質問せずに進められて失敗された」経験があるとも読み取れます。
こういった細かな表現にも意識を向けることで、より相手の不安やニーズに寄り添える提案ができるようになります。
ここまでの内容をまとめると次のとおりです。
- 依頼文の表現に潜む「背景」を読み解く
- 過去のトラブルや不満がヒントになる
- 言葉ではなく「行動」で丁寧さを伝える
募集文の一文一文を丁寧に読み込み、提案内容に活かすことで、信頼を得られる確率がぐんと上がります。
自分の強みを“必要な形”で伝えるには
あなたの強みがどれだけ優れていても、相手が求めていなければ意味を持ちません。
クラウドワークスで案件を獲得するには、「自分の強み」をただ伝えるのではなく、「相手の欲しい形」で差し出す視点が必要です。
これは商品と同じで、どれだけ良いモノでも、買う側が「今、それを必要としている」かどうかで価値は変わります。
だからこそ、まずすべきは“強みを活かす場所の選定”です。
たとえば、ネットショップ運営の経験があるなら、その知見が活かせる案件を優先的に狙う。
出品作業、商品ページ制作、画像編集など、実体験をベースに語れる分野に絞ることで、提案の説得力は格段に上がります。
そして、ただ「できます」と伝えるのではなく、「何を」「どんな意図で」「どのように」やってきたかまで具体的に書きましょう。
例として、「ネットショップのバナーを制作していました」と書くよりも、
「売上が落ちていた商品のクリック率向上を目的に、キャンペーンバナーを3パターン制作・ABテストを実施しました」と伝える。
このように、相手が“自分にとっての価値”をイメージできるようにすることが重要です。
また、未経験でも「自分の経験を活かした強み」は必ずあります。
たとえば、「自分でネットショップを作ってみた経験」や「友人のために作ったデザイン」も、十分に語れる実績です。
その際も「作りました」で終わらず、どんな工夫をしたのか、相手の反応はどうだったのかを丁寧に書くようにしましょう。
大切なのは、“自分視点”ではなく“依頼者視点”で強みを変換することです。
以下のポイントを押さえておきましょう。
- 自分の強みを活かせる案件に絞る
- 経験を「具体」と「意図」で伝える
- 未経験でも“役立った実例”があれば強みになる
選ばれる人は、「できること」を“相手が必要としている言葉”に変換する力を持っています。

自分の経験を「相手の役に立つ形」に変えるだけで、提案の伝わり方はまるで変わってきますよ!
専門特化こそが成功への近道
専門性を持つことが、フリーランスWebデザイナーとして成功する最短ルートです。
なぜなら、今の時代においては〝何でも屋〟よりも〝専門家〟の方が信頼されやすく、仕事も選ばれやすいからです。
たとえば「ネットショップ専門」や「サムネイル専門」といった明確なポジションがあれば、依頼者側も安心して発注できますし、案件獲得率も格段に上がります。
今回の記事では、実際に〝ネットショップ特化〟で実績を積み上げ、月収30万円を超えるようになった体験談をもとに、専門分野を持つことの重要性を解説します。
「自分に専門性なんてあるのかな?」と不安な方にこそ届いてほしいリアルな話です。
〝なんでもできる〟は武器にならない
「何でもできます」は、一見すると便利そうに聞こえますが、実は最も選ばれにくい肩書きです。
なぜなら、依頼者が本当に求めているのは〝その分野に詳しくて、信頼できる人〟だからです。
Webデザイナーとして駆け出しの頃、出永さんも最初は「どんな仕事でも受けられます」というスタンスで臨んでいたそうです。
しかし、クラウドソーシングでなかなか選ばれず、提案が通らない日々が続いたのです。
そこから「ネットショップ専門」と掲げて、過去に自分が作ったカラーミーショップの事例や、自身のショップ運営の経験をアピールするように変えました。
すると、応募率は大きく変わり、明らかに依頼主からの返信が増えていったのです。
専門分野があると、「この人にお願いしたい」と思わせる説得力が生まれます。
逆に「なんでもできる」は〝何にも特化していない人〟と見なされてしまうリスクがあるのです。
特に競合が多いクラウドソーシングの場では、目立つためには尖る必要があります。
そのためには「誰の、どんな悩みに応える専門家なのか?」を明確に言語化することが大切です。
「自分ができること」ではなく、「相手が頼みたいこと」を見据えた専門性が、選ばれる理由になります。
このパートで押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- 「なんでもできます」は差別化にならない(かえって無個性に見えるリスクあり)
- 依頼者は「専門分野に強い人」に頼みたい(信頼と安心感を持ってもらえる)
- 選ばれるためには「誰に、何ができるか」を明確に伝えるべき
尖った専門性は、競争の激しいWeb業界で自分を選んでもらう最強の武器になります。
専門分野を持つとこんなにも仕事が増える
専門分野を持つことで、Webデザインの仕事は一気に広がります。
なぜなら、依頼者にとって「専門家」と感じられる人には、〝任せやすさ〟と〝信頼感〟があるからです。
筆者は「ネットショップ専門」を掲げて活動したことで、カラーミーショップの案件だけでなく、
楽天ショップやYahooショッピング、BASEやSTORESなど、他サービスの依頼まで受けられるようになりました。
きっかけは、クラウドワークスでの1件のカラーミーショップ案件。
そこで「ネットショップ経験あり」と伝えたことが信頼につながり、
継続依頼や紹介が重なり、次第に依頼の幅が広がっていったのです。
1つの分野に特化すると、自然と「その道の人」と認識され、指名されやすくなります。
これは心理的にも当然のことで、専門性を持つ人には「深いノウハウがありそう」「ミスが少なそう」などの安心感が働きます。
逆に「なんでもやります」は、専門性が薄く、他の人と比較しにくいため選ばれにくくなるのです。
たとえば飲食店で、和食専門の店と「なんでも出します」という店なら、どちらに本格的な寿司を頼みたいかは明白です。
Webデザインの世界でも、まったく同じ心理が働きます。
特に意識したいポイントは次の通りです。
- 専門分野があると「この人に頼みたい」と思われやすくなる
- 類似ジャンルや関連分野にも仕事が広がる(相乗効果が生まれる)
- 専門性は「選ばれる理由」として最も強い武器になる
「専門家として見られるポジション」を取れば、単価も信頼も自然と上がっていきます。
ネットショップ特化で広がった収入の可能性
ネットショップに特化したことで、出永さんは収入の安定と拡大の両方が実現できたそうです。
その理由は、「ネットショップ専門」という肩書が依頼者に安心感を与え、継続案件や高単価案件につながったからです。
たとえばカラーミーショップの案件で実績を積んだあと、
楽天市場やYahooショッピング、AmazonやSTORESなど、さまざまなネットショップサービスの相談が舞い込むようになりました。
「1サービスを専門にしていたら他もできそう」と依頼者が感じてくれる。
これは非常に大きな強みで、サービスが違っても構造や目的は共通していることが多いため、
応用力さえあれば十分に対応できます。
また、ネットショップは商品数や更新頻度が多く、継続性のある案件が豊富です。
一度信頼されれば、同じ店舗のバナー作成やメンテナンスなど、
追加案件・リピート案件として仕事が積み重なっていきます。
結果的に、フリーランス1年目で月30万円超の収入を安定して得られるようになりました。
これは「なんでも屋」だったら到達しなかったスピードと実感しています。
このパートで押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- ネットショップ分野は継続性・発展性のある案件が多い
- 1つのサービスに強くなると、他サービスの相談も集まりやすい
- 専門性は信頼を生み、高単価・長期案件につながる
収入の壁を越えるためには、単発のスキルではなく「特化した信頼」が必要なのです。

特化って実は最短ルートなんです。
自分の強みを信じて深掘りしていきましょう!
未経験でも“無料ツール×ノーコード”で実績づくり→案件獲得につなげる具体的プロセスを解説。
専門分野を絞る重要性や、最短で信頼を得る見せ方まで学べます。
短期間で結果を出す人の時間の使い方
結果を出す人ほど「時間の使い方」が根本的に違います。
短期間で成果を出す人は、努力の総量だけでなく、どこにどう集中するかという「使い方の精度」が圧倒的に高いのです。
特に未経験からWebデザインを始めた人にとって、「学習を継続できるかどうか」は死活問題。
ですが、がむしゃらに時間を積めばいいというわけではありません。
この章では、“頑張らなくても続く時間の使い方”を明らかにしていきます。
今まさに「時間がない」「モチベーションが続かない」と悩んでいる方ほど、ヒントが得られるはずです。
1日10時間でも継続できた“楽しさ”の正体
モチベーションの源泉は「楽しさ」にあります。
どれだけハードな学習スケジュールでも、楽しいと感じられるかどうかで継続率は大きく変わります。
実際、未経験から1ヶ月で案件を獲得した出永さんは、1日10時間以上の学習を毎日続けていたそうです。
驚くことに、「しんどさは感じなかった」と言います。
なぜなら、「作ることが楽しかったから」です。
HTMLやCSSをいじればすぐにWebページが変化する。
ネットショップのレイアウトを微調整すれば、見栄えが整う。
そんな変化が〝目に見える〟ことで、勉強がどんどんおもしろくなっていったのです。
この感覚は「自己効力感」にも直結します。
自分の手で形になっていくことで、「自分でもできるかも」という希望が生まれるのです。
また、作業そのものが「遊び感覚」に近かったこともポイントです。
最初は自分のネットショップを模してデザインを再現。
配置や配色を試行錯誤しながら、「お、できた!」という小さな達成を積み上げていきました。
頑張ろうとして続けたのではなく、
「楽しいから自然と続いた」というのがリアルな声です。
時間を費やすうちに上達し、自信がつき、さらに深く学びたくなるという好循環が生まれました。
一度、ここまでの重要なポイントをまとめてみましょう。
- モチベーションは「楽しさ」から自然に生まれる:強制よりも好奇心が継続の鍵
- 視覚的な変化が学習効果を実感させる:成果が目に見えることで自信につながる
- 「遊び感覚」で小さな成功体験を積み重ねた:自己流の練習でも達成感があると継続しやすい
学習の効率を高めたいなら、まずは「楽しめるかどうか」にフォーカスしてみることが最優先です。
“気合い”じゃない。楽しいから続けられる
努力は「気合い」ではなく「楽しい」から続きます。
「がんばらないと」と思ってやる勉強は、いつか疲れがたまって止まってしまいます。
でも、「気がついたら時間が経ってた」という勉強なら、自然と毎日続けられるのです。
特に、成果物が見える学習は“楽しい”が生まれやすいのがポイントです。
たとえば、1日でバナーが1つ作れる。
昨日より少し整ったページを作れた。
そんな小さな変化がモチベーションになるのです。
反対に、成果が見えない座学ばかりでは、「どこに向かってるのかわからない」状態になりがちです。
学習を定着させるためには、「学び」ではなく「体験」を増やすことが鍵になります。
意志の強さではなく、「好奇心に従った」からこそできたことだったのです。
特に意識したいポイントは次の通りです。
- 「楽しい」は最強の継続力:気合いよりも感情の動きが行動を生む
- 成果が見える作業は満足感が高い:達成感の積み重ねがモチベーションになる
- 「義務」ではなく「興味」から始めることで、学びが自然と習慣になる
続けられる人は、続けられる仕組みを「楽しさ」からつくっています。
1日30分でもできる人になる工夫とは?
「まとまった時間がない」と悩む人こそ、小さな工夫で継続力を手に入れられます。
多くの人は「1日3時間はやらないと成果が出ない」と思い込みがちです。
しかし、時間の長さよりも大切なのは、「いかに続けやすい仕組みをつくるか」です。
たとえば、朝の10分だけバナーをつくる。
夜寝る前にコードの復習をする。
そんな「区切った時間」を意識的に積み重ねることで、無理なく前進することができます。
ある学習者は、「朝の準備の前」「昼休み」「夜ごはん後」の3回に分けて30分ずつ時間をつくりました。
1回の時間が短い分、集中力を保てて、むしろ効率が良かったと語っています。
また、「完璧を目指さないこと」も大事な要素です。
「今日はここまでやれた」と思えるだけで、継続のハードルがぐんと下がります。
習慣化の鍵は、「小さな成功体験」を増やすこと。
Webデザインの世界では、1つの画像が完成するだけでも達成感があります。
その積み重ねが「自分にもできる」という自信を育ててくれるのです。
さらに、スマートフォンやタブレットでも勉強できる環境を用意しておくと、スキマ時間の活用も可能になります。
電車の中で記事を読む。移動中にデザインの構成を考える。
こうした「ながら学習」も、忙しい人にとっては非常に効果的です。
このパートで押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- 「短くてもOK」と割り切ることで継続のハードルが下がる
- 時間を細かく区切ると集中しやすくなり、むしろ効率が上がる
- 完璧を目指さず「できた体験」を優先すると自信につながる
時間がないからこそ、工夫で「続けられる人」に変わっていけます。

「やる気が続かない」の正体は、方法が合ってないだけなんですよ。
小さな工夫が、大きな成果を生むきっかけになります!
副業でもOK!最初の一歩を踏み出すマインドセット
副業からのスタートでも、Webデザインで結果を出すことは十分可能です。
むしろ、最初から「フリーランス一本で生活を成り立たせる」と考えると、リスクや不安に飲み込まれて動けなくなる人がほとんどです。
多くの成功者が語るように、「副業として始め、徐々に力をつけていく」という形がいちばん再現性が高いのです。
この章では、未経験からでも一歩を踏み出せた人たちが、どんなマインドで学習に向き合っていたのか。
そして、最初の一歩を妨げる「思い込み」や「不安」をどう乗り越えたのかについて、具体的な考え方の転換方法を紹介していきます。
これから始めるあなたの背中を、きっと押してくれるはずです。
収入を得られるかどうかは“思えるかどうか”
「できる」と思える人が、現実にできるようになっていきます。
これは精神論ではなく、行動の起点が「自分を信じる力」にあるからこそです。
実際、未経験からWebデザインに挑戦した方々の多くが、最初に感じていたのは不安でした。
「本当に自分でも稼げるのか?」「副業で時間が足りるのか?」
ですが、その中で結果を出した人たちは、〝できるかも〟と思って行動し続けたのです。
ある方は、育児と仕事をしながら、夜のわずかな時間で学習を進めていました。
子どもが寝たあとの2時間だけの学習時間。
それでも、「このペースでもやれば変われる」と信じて続けたといいます。
「自分にもできるかもしれない」という期待が、行動を生み、やがて実績になったのです。
反対に、「自分には無理」と決めつけてしまうと、学ぶ意欲すら湧いてきません。
副業で始める場合、時間も限られています。
だからこそ、「小さな成功」を積み重ねるイメージがとても大切です。
たとえば、1日1バナーでもOK。
それをSNSで発信し、誰かに褒められた。
この経験が次の一歩を後押ししてくれます。
このパートで押さえておきたいポイントは、次の通りです。
- 「自分にもできる」と思えることが行動の起点になる
- 限られた時間でも学習は可能:副業でも積み上げはできる
- 小さな成功体験が「もっとやろう」という意欲を生む
不安よりも、〝できるかも〟という気持ちが最初の一歩をつくります。
不安がある人に伝えたい「できる理由」
不安があるのは、真剣だからです。
副業でWebデザインを始めようとする多くの人が、「失敗したらどうしよう」「時間を無駄にしたらどうしよう」と感じています。
でも、その感情こそが「真剣に取り組もうとしている証拠」なのです。
そして、そうした不安を乗り越えてきた人たちには、共通点があります。
それは〝できる理由〟を自分で見つけていたことです。
たとえば、ある女性は「未経験で時間も少ない。でも私はパソコンが好きだ」と気づきました。
そこに「できる理由」を見出して、一歩踏み出しました。
大きな理由じゃなくていいのです。
自分だけの「やってみたい理由」があれば、人は動けるのです。
また、成果を出している人ほど「やりながら覚える」ことに価値を感じています。
「全部勉強してからじゃないと…」という人は、永遠に踏み出せません。
たとえ中途半端でも、手を動かす中でしか得られない学びがあることを、彼らは知っているのです。
不安がある人ほど、行動した後に「やってよかった」と言います。
これは数多くのインタビューで実証されてきたことです。
このパートで特に意識しておきたいポイントを整理してみましょう。
- 不安は真剣な証拠:その気持ちはスタートラインに立っている証でもある
- 「できる理由」は自分で見つけるもの:他人と比べなくてOK
- やりながら覚える姿勢が大切:完璧を待つより行動が成長をつくる
不安を消すのではなく、乗り越えるための「自分なりの理由」を持つことが前進の鍵です。
最初は小さく始めてOK。続ける人が強い
Webデザインの学習や実践は、小さく始めてコツコツ続けることが何よりも大切です。
副業で始める場合、最初から大きな成果を出そうとするのは難しく、途中で挫折してしまう原因にもなりかねません。
大切なのは「最初のハードルをいかに低く設定するか」です。
ある方は、1日10分の「Canvaでのバナー制作」から始めました。
最初は真似するだけでも必死だったと言います。
でも、その積み重ねが3週間後には「1時間かけて自作できるようになった」と、自然とステップアップできたのです。
結果を出している人たちは、決して最初からすごかったわけではありません。
「まずはやってみる」「続けてみる」それだけです。
「毎日やらないと意味がない」と思う必要もありません。
週に3日でも、月に10時間でも、“止まらずに進んでいる”ことのほうがはるかに価値があります。
習慣化のコツは「今日できた自分を褒める」こと。
それが自己肯定感を育て、さらに継続力へとつながります。
一度、ここまでの重要なポイントをまとめてみましょう。
- 最初は小さくてOK:1日10分の積み重ねでスキルは育つ
- 毎日やらなくても止まらなければ大丈夫:続けることが何より大事
- 「今日もやれた」を大切に:小さな成功体験が習慣をつくる
続ける力こそが、未来の可能性を広げていく最大の資産です。

大きな一歩じゃなくていいんです。
小さな一歩を、止まらずに積み重ねる人が一番伸びていきます!
プログラミング不要でWeb制作ができるノーコードの魅力に触れつつ、低リスク&短期間で副業を始めるための具体的なロードマップを紹介しています。
誰もが主役になれる世界を目指して
本記事を通して見えてきたのは、Webデザインは単なる技術習得にとどまらず、「自分の未来を切り開くための実践の場」であるということです。
副業から始める人も、独立を目指す人も、小さな行動の積み重ねが確実に成果につながっていきます。
特に大切なのは、「小さく始めて継続する」姿勢と、「人とのつながり」を持つことです。
どんなにスキルがあっても、一人で抱え込んでしまうと途中で止まってしまいます。
逆に、仲間と励まし合いながら学べば、自分でも驚くほどの成長を実感できるでしょう。
また、専門分野に特化することで、他にはない価値を提供できるようになり、仕事の幅も大きく広がります。
その結果、クライアントから選ばれ続け、持続的なキャリアを築いていくことができます。
未来を変えるのは、今日の小さな一歩です。
スキルを身につけるだけでなく、人とのつながりや経験を重ねながら、あなた自身の働き方をデザインしてみてください。
きっと、その一歩が大きな可能性につながっていくはずです。
【出永紘己(いでなが ひろき)さんの公式YouTube】『いでランド / 未経験からWEBデザイナー』はこちら!
出永さんのYouTube「『いでランド / 未経験からWEBデザイナー』」では、実際に出永さんがWEBデザインの基礎から応用まで幅広いノウハウを解説しています。
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