古物市場で商品を仕入れる3つのメリット！投資利益率100％のシャチさんがコツを伝授

インタビュアーのワカジツです！本日はよろしくお願いいたします。

早速ですが、古物市場で仕入れを行うメリットについて教えてください。

私が考えるメリットは、次の3つです。

1. 投資利益率が高い
2. 仕入れの安定化が狙える
3. 商売仲間ができる

それぞれ詳しく解説していきます！

最も大きなメリットとして挙げられるのは、ROI（投資利益率）が非常に高いという点です。

一般的なせどりの投資利益率だと、新品の商品で20％・中古で50％くらいですが、古物市場で仕入れると100％近い数値が出ます。

もちろんジャンルにもよりますが、10万円分の商品を仕入れれば、10万円の利益が出せるということです。

投資利益率100％はすごいですね…！

なぜそこまで安く仕入れられるのでしょうか？

古物市場に出品している人の多くは、不良品回収や遺品整理などを行っている業者です。
つまり出品者は仕入れにお金がほとんどかかっていないので、安く売れても利益が出るようになっています。

1個1個商品をチェックしなくても、まとめて古物市場に出品するだけでお金になるので、出品者側のメリットも大きいんですよね。

なるほど。出品者は手間をかけずに商品を販売できて、購入者は安く仕入れられるのはWin-Winの関係性ですね。

でも、そこまで安く仕入れられるならもっと流行すると思うのですが、周りで古物市場に行っている人は少ないように感じます。

そうですね。店舗やネットのせどりと比べると流れがわかりづらいので、参入障壁が高いと感じている人は多いと思います。

ちゃんと流れを勉強すれば難しいものではないので、ぜひチャレンジしてみてほしいですね。

古物市場は都道府県問わず、色々な場所で定期的に開催されています。

開催されている日に通うだけで安定して仕入れができるのも、古物市場のメリットです。

定期的に開催されるのなら、仕入れルートがしっかり確保できていいですね。

ちなみに、「競り相手が強くて全然仕入れられない」ということにならないのでしょうか？

開催される場所にもよるのですが、大きめの倉庫がギュウギュウになるくらいに商品が出品されているので、行っても何も買えないということはほぼありません。

また競合のほとんどが問屋や小売なので、利益が取れなくなる金額まで競ってくることはないといえます。

人気商品は買えないかもしれませんが、しっかり利益の取れる商品を買うことは十分可能です！

古物市場には多くの同業者が参加しているのですが、ライバル関係というよりは気さくに話す仲間という印象です。

「こういうジャンルの商品は別の古物市場が安い」など、情報交換ができるくらいには仲良くなれるのもメリットだといえます。

競り負けた人も明るい雰囲気ですし、同業の仲間を作りたい人はぜひ古物市場に行ってみてほしいですね。

では次に、古物市場を使って稼ぐコツを教えてください！

1. ジャンク品を狙う
2. 欠品・掃除が必要な商品を狙う
3. 事前に下見をしておく

です。それぞれ解説していきます！

古物市場に出品されている商品は、「動作保証あり」と「ジャンク品」に分かれます。

初心者が稼ぎやすいのはジャンク品なので、そちらを積極的に狙っていきましょう。

ジャンク品を買って、直してから販売するということでしょうか？

いえ。実は古物市場のジャンク品には「動作未確認」というものもあるんですよね。

体感では半分くらいは問題なく動くので、少しメンテナンスして販売するだけで利益を出せます。

もし動かないものでも「ジャンク品」として出品することでプラマイゼロには持っていけるので、リスクはほとんどありません。
大手の業者は動作保証ありの商品を狙っているので、初心者はジャンク品がおすすめです！

「リモコンがないテレビ」や「汚れているキッチン用品」など、欠品があったり、売る前に掃除が必要だったりする商品を購入するのも、おすすめの手法です。

自分で完品状態にしたり、キレイにクリーニングしたりすることで、高い利益率を狙えます。

多くの人は「すぐに販売できる手離れのいい商品」を狙う傾向にあるので、ライバルが少なくて買いやすいのもメリットです。

確かに、多くの商品を取り扱う業者からすると、販売しやすいもののほうがいいですよね。

ある種、古物販売自体が「めんどくさいことを代行する仕事」だといえるので、特に資金が少ない人は手間がかかる商品を狙ってみてください。

大半の古物市場では、事前の下見が可能です。

あらかじめ出品されている商品を確認して、「◯◯円まで入札する」という基準を用意しておくと、当日スムーズに競りに参加できますよ。

下見ができるんですね！それなら確実に利益の出る商品を買えそうです。

コツを聞いていると、かなりリスクが少なくて優良な仕入れ先だなと感じましたが、それでも参入者は少ないんですね…！

そうですね。ところが「流れのイメージが湧かない」「どんな商品が出ているのかわからない」ということから、参入を渋る人は多い印象です。

そこで私が出したBrain「古物総合ビジネス大全　古物市場・買い取り編」では、現場で使われる用語やマナー、狙うべき商品など、古物市場への参入ハードルを下げて、しっかり稼ぐためのノウハウをまとめています。

仕入れの幅を格段に広げられますし、副業にもピッタリの仕入先なので、物販で売上や利益を伸ばしていきたいという方は、ぜひ手に取ってみてください！

最後に、古物市場を利用する際の注意点を教えてください。

古物市場は古くから開催されているので、明文化されていない暗黙のルールみたいなのが結構あるんですよね。

ルールを知らずに参加してしまうと、古参の方の印象が悪化して居づらくなるので、ルールはしっかり守るようにしましょう。

例えばどんなルールがあるのでしょうか？

市場によって大きく変わりますが、例えば「後乗り禁止」とかは多いですね。

後乗りは、前の人の金額を聞いてから、遅れて競りに参加する行為です。

仕入れ金額が安い分、後乗りでも利益は出せるのですが、マナー違反として嫌がられます。

あとは自由に席を選べる市場でも、前の座席は常連が座ることが決まっているということもありますね。

新規で参加した人がいきなり前に座ると、常連からよく思われない可能性が高いです（笑）

なるほど…それは覚えておかないと後々トラブルになりそうですね…

「古物総合ビジネス大全　古物市場・買い取り編」では、そのような独自のマナーに関してもしっかり解説しているので、読んでおけば当日困ることもありません。

面倒なことが多くて大変だと思うかもしれませんが、その分かなりの高利益率を出せるので、ぜひチャレンジしてみてください！

ありがとうございました！