「Lステップのシナリオ配信ってどうやってやるの?」
「コンバージョンにつながるシナリオ配信のコツが知りたい」
「シナリオが配信できなくて困っている…」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
Lステップのシナリオ配信は、メッセージを自動で送信できる機能です。自動化で効率良く運用できるのはもちろん、マーケティング視点でもメリットがたくさんあります。しかし、なかなかコツが掴めずに運用に苦労している方もいるでしょう。
そこで本記事では、以下の内容について解説します。
- シナリオ配信の概要
- シナリオ配信でできること
- シナリオ配信作成の4つの考え方
- シナリオ配信のやり方
- シナリオ配信の作成ポイント
- シナリオ配信ができないときの対処法
本記事を読めば、コンバージョンを獲得できるLステップのシナリオ配信の方法が分かります。ぜひ最後までお読みください。
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目次
Lステップのシナリオ配信とはメッセージを自動で送信できる機能
シナリオ配信とは、あらかじめ登録しておいた複数のメッセージを、指定したタイミングで順番に自動送信できる機能です。
LINE公式アカウントにも似たような機能がありますが、マーケティング目線ではやや物足りないと言えます。
例えばLINE公式アカウントでは、セグメント(友だちの条件)を分岐する際「みなし属性」と呼ばれる独自の方法を使用します。しかし「みなし属性」は、LINE公式アカウントの判定基準に沿っているため、情報が正確とは言い切れません。
一方、Lステップのシナリオ配信は、セグメントを細かく分岐して送信が可能です。友だち登録をしてくれたユーザーにアンケートを取り、その情報を基に属性を振り分けられるため、正確な情報を得られます。
Lステップのシナリオ配信でできる3つのこと
Lステップのシナリオ配信でできることは、以下の3つです。
- セグメントに合った配信内容の設定
- 配信する時間を分単位で設定
- リッチメニューの自動変更
1つずつ解説します。
1. セグメントに合った配信内容の設定
Lステップのシナリオ配信は、セグメントに合わせて、配信内容を自由に分岐できます。
友だちの条件に合わせて配信すると、コンバージョン率が上がるだけでなく、数の節約が可能です。配信数はプランによって異なるため、少ない数で必要な友だちに送信できれば、コスト削減にもつながります。
またLステップには「流入経路分析」と呼ばれる機能が備わっています。流入経路分析とは、友だち追加をされた際、どのツールから登録があったのかを特定できる機能です。
流入元が分かれば「Twitterから登録した人はAシナリオ」「Instagramから登録した人はBシナリオ」なども、自動設定できます。なお、流入経路分析は、プロプラン以上で利用可能です。
2. 配信する時間を分単位で設定
Lステップは、配信時間を細かく設定できます。LINE公式アカウントでも、配信時間の設定は可能です。ただし、タイミングは最短でも1日間隔、配信時間は1時間単位でしか設定できません。
さらに配信数が多すぎると自動で送信しきれずに、翌日に持ち越される可能性があります。配信時間のズレは、最悪の場合、ターゲット離れにつながりかねません。
一方、Lステップは分単位での設定が可能です。ユーザーが1番読んでくれそうな時間を狙って配信できるため、コンバージョン率のアップなどが見込めます。
3. リッチメニューの自動変更
Lステップは、配信に合わせてリッチメニューを自動で切り替えられます。リッチメニューとは、伝えたい情報を配信しなくても、常にLINEのトーク画面に表示させられる機能です。
例えば、初日の配信後にリッチメニューの内容をキャンペーンに変更して、読んだユーザーの画面は自動で元に戻せます。
リッチメニューの訴求内容が変えられる点は、マーケティングにおいて大切なポイントです。ユーザーの状況に合わせて都度適切なアピールができるため、満足度が高まります。
Lステップシナリオ配信作成の4つの考え方
Lステップのシナリオ配信作成には、4つの考え方が存在します。
- ペルソナを決める
- ユーザーの属性を分類する
- アンケートフォームでユーザーを分類する
- ターゲットに合ったシナリオを作成する
ユーザーの満足度を高めて、コンバージョンの獲得などにつなげるには、正しい方法でシナリオを設計するのがポイントです。1つずつやり方を見ていきましょう。
1. ペルソナを決める
Lステップの配信では、どのようなユーザーのどのような悩みを解決するのかを、明確にするのがポイントです。具体的には、ユーザーの悩みをできるだけ多く書き出しましょう。
例えば、副業系のシナリオ配信をしている場合は、下記の悩みが考えられます。
- 稼げる副業の種類が知りたい
- 副業をしたいけれど、会社が禁止している
- 副業でどれくらい稼げるか知りたい
- おすすめの教材が知りたい
- 会社にバレるのが怖い
ペルソナが異なると、ユーザーに刺さらないため、コンバージョンなどにつながりにくいです。そのため、具体例を多く書き出して、配信するペルソナを決めるのが重要です。
2. ユーザーの属性を分類する
シナリオ配信は、属性分けが大切です。属性を分けずに一斉配信を行った場合、ユーザーにとっては不要なメッセージが届く人もいます。不要なメッセージが多く続くと、ストレスが溜まり、ブロック率が上がる危険性があります。
ユーザー離れを防ぐためにも、属性分けは必ず行いましょう。具体的には、以下の項目で3~5グループに分類するのがおすすめです。
- 年齢
- 性別
- 地域
- 配偶者の有無など
属性に合ったシナリオを作成し、配信するのがポイントです。
3. アンケートフォームでユーザーを分類する
属性分けの後は、アンケートフォームでユーザーを分類します。アンケートに回答してもらうのは、友だち登録直後がおすすめです。登録直後はユーザーのモチベーションが高いため、回答率が上がる傾向にあるからです。
メッセージの分岐は、アンケートフォームの回答直後に行います。なお、回答がない場合は、ユーザーの分類分けはできません。友だち登録数が多くても、アンケート回答が少なければ、マーケティングに活かすのは難しいでしょう。
そのため、アンケートに特典を付けるなどして、回答率を上げる工夫が必要です。
4. ターゲットに合ったシナリオを作成する
ターゲットが定まったら、いよいよシナリオを配信します。配信直後は、お礼や自己紹介などから始めるのがポイントです。いきなり商品の訴求から始めると、嫌悪感を抱きやすく、ブロックされる危険性があるからです。
ユーザーとの信頼関係を築きながら、ニーズに寄り添った配信を意識しましょう。
Lステップのシナリオ配信は、ユーザーの警戒心を解き、購入意欲を掻き立ててから訴求するのがポイントです。
Lステップのシナリオ配信のやり方5ステップ
Lステップのシナリオ配信のやり方は、以下の5ステップです。
- シナリオ配信を選択する
- 新しいシナリオを選択する
- シナリオタイプを選択する
- シナリオの編集をする
- コンテンツを作成する
どれも簡単に行えるので、ぜひ実践してみてください。
1. シナリオ配信を選択する
自分のLステップにログインして、画面左側にある「シナリオ配信」をクリックします。
2. 新しいシナリオを選択する
「シナリオ一覧」画面が表示されたら「新しいフォルダ」をクリックし「新しいシナリオ」を作成しましょう。
3. シナリオタイプを選択する
シナリオタイプは「時刻で指定」「経過時間で指定」の2種類から選択します。
「時刻」は、決まった時間を指定して配信するタイプです。一方「経過時間」は、友だち登録をしてから1時間後に1通目、5時間後に2通目などと指定するタイプです。
初心者は、最初は「時刻」を指定すると、配信時間を間違えずに済みます。
4. シナリオの編集をする
以下の項目で、シナリオ編集ができます。
- シナリオ名
- シナリオフォルダ
- 状態
- 対象の絞り込み
「対象の絞り込み」とは、セグメントしたユーザーの指定ができる機能です。対象を絞り込むと、ブロック率の低下や、コンバージョン率の向上が期待できます。
5. コンテンツを作成する
セグメントしたユーザーのニーズに合った、コンテンツを作成します。いつ、どのようなメッセージを配信するのか、きちんと設定するのが大切です。
Lステップでは、テスト配信もできます。内容の誤りはもちろん、誤字脱字もチェックするようにしましょう。
Lステップのシナリオ配信の作成ポイント4選
Lステップのシナリオ配信の作成ポイントは、以下の4つです。
- 一方的な配信にならないようにする
- ユーザーの目を惹くデザインを意識する
- 購入確率の高いターゲットを見極める
- ユーザーが楽しめる配信内容にする
1つずつ見ていきましょう。
1. 一方的な配信にならないようにする
一方的に配信するだけだと、ユーザーが飽きてしまう可能性があります。ユーザー自らに、積極的に動いてもらえるような配信を意識するのが大切です。ユーザーに積極的に動いてもらうのには、以下のメリットがあります。
- ユーザーの満足度が高まる
- データを収集できる
ユーザーとコミュニケーションを取るには、相手に質問を投げかけるのがおすすめです。例えば、副業系のLステップなら、興味のあるジャンルを質問してみると良いでしょう。
2. ユーザーの目を惹くデザインを意識する
LステップはLINEを使用して配信を行うため、デザインが大切と言えます。中でも、最も力を入れる点は「リッチメニュー」です。リッチメニューは、常にトーク画面に表示されているため、ユーザーが1番目にする場所だからです。
リッチメニューは、ユーザーが思わずクリックしたくなるようなデザインを意識しましょう。また、見た目のデザインだけでなく、わかりやすさを意識して作成するのも大切です。
3. 購入確率の高いターゲットを見極める
Lステップではセグメントを分けられるため、購入見込みがあるユーザーをターゲットにするのがポイントです。ターゲットを限定するメリットは、以下が挙げられます。
- 顧客満足度の低下を回避できる
- ユーザーとの関係を維持できる
- 配信数の節約ができる
リッチメニューを何度もクリックしていたり、メッセージが全て既読になっていたりする場合は、購入確率が高いユーザーと言えます。Lステップの機能を使用してチェックできるため、定期的に確認しておきましょう。
4. ユーザーが楽しめる配信内容にする
ゲームやクイズなどを用いて、ユーザーが楽しめるコンテンツにするのがポイントです。ただ有益な情報を知りたいだけなら、ネットで検索すれば良い時代です。
Lステップを配信するのであれば、ネット記事との差別化が重要と言えます。ユーザーが「これからも配信を読み続けたい!」と思うようなシナリオを作成するのが、成功のカギです。
Lステップのシナリオ配信ができないときの対処法3選
Lステップのシナリオ配信ができないときの対処法は、以下の3点です。
- 配信指定時間を誤っている
- 同じシナリオを配信している
- 複数のシナリオを同時に配信している
配信ができずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 配信指定時間を誤っている
Lステップの配信時間設定は「時刻で指定」と「経過時間で指定」の2種類が存在します。基本的には「時刻」に設定するのがおすすめですが、誤って「経過時間」になっていると、正しい時間に配信されません。
例えば、12時に設定していたつもりが、12時間経過になっていた場合は、シナリオが流れないでしょう。配信されない場合は、一度設定を確認するのがおすすめです。
2. 同じシナリオを配信している
Lステップでは、一度送ったシナリオは、同じユーザに再配信できません。どうしても同じシナリオを送りたい場合は「リセット操作」が必要です。
リセット操作は、友だちの詳細画面を開いて「シナリオ配信」をクリックします。画面右上の「購読記録・予約をすべてリセット」をクリックすれば完了です。
3. 複数のシナリオを同時に配信している
Lステップでは、1人のユーザーが読めるシナリオは、一度に1つだけです。メルマガのように、複数のシナリオの同時配信はできません。
もし、1つのシナリオの配信中に、別のシナリオの配信を開始するとします。すると、流れていたシナリオはその時点で停止し、新しいシナリオが配信されます。
想定しているシナリオが配信されていないときは、同時に流してしないか確認しましょう。
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