「フリーランスって増えすぎているの？」
「フリーランスのメリット・デメリットが知りたい」
「ライバルがたくさんいる中で生き残るにはどうしたらいい？」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
現在フリーランスは、増加の一途をたどっています。「ライバルが多い業界で稼ぐのは難しそう…」と考える方もいるでしょう。
しかし稼いでいるフリーランスはほんの一握りです。正しい方法でコツコツスキルを身につけていけば、未経験者でも稼げる可能性があります。
本記事では、以下の内容について解説します。
- フリーランスが増えすぎた原因
- フリーランスとして働くメリット・デメリット
- フリーランスが増えすぎた中で勝ち抜くためにすべきこと
フリーランスの働き方に興味があり、転身を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
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目次
【結論】フリーランスの増えすぎは事実
近年「フリーランスは増えすぎている」という声がありますが、実際に増加傾向にあります。
ランサーズの調査によると、フリーランス人口は2015年の937万人に対し、2021年は1,577万人に上昇しました。6年間で640万人（68.3%）アップのため、増えすぎているといえます。
また内閣官房の「令和4年度フリーランス実態調査結果」では、フリーランスの8割以上が専業として働いているとのデータが出ています。
さらに年齢を見てみると、全体の約8割を50代以上が占めており、セカンドキャリアとしてフリーランスを選んでいる人が多いです。
あくまでもデータのため一概には言えませんが、これからフリーランスになろうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
フリーランスが増えすぎた原因4選
ここ数年でフリーランスが増えた主な原因は、以下の4つです。
- 働き方の多様化
- 働き方の価値観の変化
- クラウドソーシングサービスの充実
- IT人材の重要増加
1つずつ見ていきましょう。
1. 働き方の多様化
2019年4月1日から順次施行されている働き方改革により、副業の推奨や勤務場所の自由度が上がっています。そのため働き方が多様化したのが大きな理由です。
働き方改革で可能になった項目の代表例は、以下のとおりです。
- 時間外労働の上限の規制（⽉45時間/年360時間）
- 最低5日間の年次有給休暇の取得
- フレックスタイム制の拡充
- 勤務間インターバル制度の導入促進
従来は1つの会社のみに属し、長時間労働が当たり前とされてきました。しかし現在は、各自の経済事情や家庭状況などに合わせた柔軟な働き方が認められるようになりつつあります。
フリーランスも選択肢の1つに入りやすくなったため、増加したと考えられます。
2. 働き方の価値観の変化
働き方の多様化により、人々の価値観も変化しました。従来の終身雇用、企業に属して働くことへのメリットを感じなくなり、フリーランスに転身する人が増えています。また仕事よりもプライベートを大切にしたいという人も増加中です。
フリーランスの醍醐味の1つは、好きな時間に好きな場所で働ける点です。プライベートを大切にしたい人にとって、時間や場所に縛られずに自分で予定を決められるフリーランスは魅力的でしょう。
社会的にフリーランスという働き方が受け入れられつつあるため、挑戦する人が増えています。
3. クラウドソーシングサービスの充実
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスの普及により、案件が獲得しやすくなっています。
フリーランスは自分で仕事を獲得しなければならないため、営業が欠かせません。従来は自分で案件を募集している企業に応募したり、知り合いを通じて仕事をもらったりと営業が困難でした。
しかし現在はクラウドソーシングサービスの普及で、初心者でも簡単に案件に応募できるようになっています。使い方はサイト内で希望の条件で検索し、興味にある企業に応募するだけです。
営業は苦手意識を持つ人も多いため、ハードルが下がった点も要因の1つでしょう。
4. IT人材の重要増加
DXやAIの普及により、今後日本はさまざまな分野でIT化が進むと言われています。一方で少子高齢化の影響で労働人口が減少しており、IT人材の不足が大きな課題です。
IT関連に詳しい人材は重宝される傾向にあり、ITエンジニアやITコンサルタントなどは好条件での募集が増えています。
求人ボックス給料ナビによると、ITエンジニアの平均年収は約480万円。国税庁のデータでは日本の平均年収が461万円のため、高いといえます。
フリーランスは実力次第で収入がアップするため、スキルを身につければ高い収入を得やすいです。会社員よりも稼げると判断し、転身する人も増えています。
フリーランスとして働くメリット3選
フリーランスとして働くメリットは、以下の3つです。
- 働き方の自由度が高い
- 会社員よりも収入が上がる可能性がある
- 人間関係のストレスが少ない
メリットを知ってフリーランスとしての働き方を具体的にイメージしましょう。
1. 働き方の自由度が高い
フリーランスは企業に属しているわけではないため、勤務日程や時間が決まっていません。そのため、好きな時間に好きな場所で仕事をできるのが最大の魅力です。
例えば平日に役所や病院に行きたくても、会社員の場合は営業時間と勤務時間が被っているケースがほとんどでしょう。一方フリーランスなら自分で仕事を調整すれば、平日でも気軽に行けます。
また混んでいる土日を避けて、空いている平日にショッピングやレジャー施設に行くことも可能です。
納期や仕事のクオリティをきちんと守っていれば、比較的自由に仕事ができます。
2. 会社員よりも収入が上がる可能性がある
フリーランスは、スキルを身につけて好条件のクライアントに巡り逢えれば、会社員よりも高収入を得られる可能性があります。クライアントは、スキルのあるフリーランスには高単価で仕事を発注する傾向にあるからです。
またスキルや実績を評価してもらえると、他の仕事を依頼されるケースも存在します。フリーランスは会社員のように労働時間の制限がないため、働いたぶんだけ収入が上がる点もメリットです。
ただし案件を抱えすぎて体調を崩したり、納期に遅れたりしないように注意しましょう。
3. 人間関係のストレスが少ない
フリーランスは働く相手を選べるので、人間関係のストレスが少ないです。会社員は一緒に働く相手を選べないため、相性が合わない人が同じ部署でも折り合いをつけて仕事をしなければなりません。
一方フリーランスは会社に属していないため、上司や同僚などの人間関係が希薄です。仕事の内容によってはコミュニケーションを取る場面もありますが、会社員と比較すると少なめでしょう。
万が一チームのメンバーが合わない場合でも、会社員より仕事を辞めやすい点もメリットです。
フリーランスとして働くデメリット3選
フリーランスはメリットが大きい一方、デメリットも存在します。
- 収入が安定しない
- 社会的信用が低い
- 事務作業を自分で行う必要がある
フリーランスを目指している人は、デメリットについてもきちんと理解した上で、転身するかどうかを検討しましょう。
1. 収入が安定しない
フリーランスは会社員のような給料制ではないため、毎月安定した収入は得られません。万が一案件が終了してしまった場合は、収入が大幅に減少するリスクがあります。
またスキルを持っていても、クライアントの都合によって案件が終了するケースも珍しくありません。先月は50万円の収入→今月は25万という可能性も十分考えられます。
毎月安定した給料がほしい人は、会社員として働き続け、副業などでフリーランスに挑戦するのがおすすめです。
2. 社会的信用が低い
フリーランスは基本的に社会保険や厚生年金に加入できないため、社会的信用が低いです。社会的信用とは、経済力や社会的地位などを基準とした信用度を指します。
社会的信用度を大きく左右するのは、毎月安定した収入があるかどうかです。会社員は給与額が少なくても毎月同じ金額が支払われるため、社会的信用があると判断されます。
一方フリーランスは収入が多くても毎月一定ではないため、社会的信用がないと判断されてしまうのです。
社会的信用が低いと、賃貸契約や車などのローンの審査が通りにくくなります。将来的にフリーランスへの転身を考えているなら、会社員のうちに賃貸契約やローン組みを済ませておきましょう。
3. 事務作業を自分で行う必要がある
企業のように経理担当者がいないため、確定申告や経費精算などを自分で行わなければなりません。案件をこなしながら合間に事務作業を行うのは大変で、しんどいと感じる人もいます。
しかし確定申告はきちんと行わないと脱税で罰せられる可能性があるため、避けては通れません。
事務作業が苦手な場合は、外注するのも1つの方法です。ココナラなどのクラウドソーシングサイトなら、月額1万円程度で経理を受け持ってくれる税理士も存在します。
フリーランスが増えすぎた中で勝ち抜くためにすべき5つのこと
フリーランス人口は増加しているため、ライバルは多いです。そこで生き残るために必要な5つのポイントを紹介します。
- 積極的に営業する
- 得意なジャンルを見つけて実績を積む
- 人脈を広げる
- 体調管理を徹底する
- スキルアップに時間を割く
稼げるフリーランスになりたい人は、ぜひ実践してみてください。
1. 積極的に営業する
フリーランスは案件を取れないと報酬を得られないため、営業は欠かせません。稼げるライターになるには常に新規案件がないかアンテナを張っておき、高単価案件に積極的に応募するのが大切です。
簡単に案件を探せるのはクラウドソーシングです。初心者向けの案件が多いですが、中には高単価のものも存在します。
また企業への直接営業やX（旧Twitter）などは手数料が取られないため、併せて利用すると良いでしょう。
2. 得意なジャンルを見つけて実績を積む
ライターとして生き残るためには、得意なジャンルを見つけ、実績を積んでアピールするのが重要です。ジャンルを特化すればより専門的な仕事ができ、クライアントから重宝されます。
例えばWebライターで美容に詳しいのであれば、美容特化のライターになるのがおすすめです。専門家として記事を執筆すれば説得力が高まるため、記事質が高まります。
職歴や趣味などで活かせるジャンルがないかどうかを洗い出し、得意分野を中心に実績を積みましょう。
3. 人脈を広げる
フリーランスは積極的に人脈を広げておくと、案件獲得につながるケースがあります。クラウドソーシングやSNSなどの普及により、直接顔をあわせなくても案件を獲得できる時代ですが、人脈は現代でも非常に有効な手段です。
仕事を依頼する側としては、どんな人かわからないよりも人柄を知っていたほうが安心できます。実際に知り合いから仕事を依頼されたというケースは多いです。
人脈を広げるには、オフ会や交流会などに積極的に参加しましょう。オフ会や交流会などの情報はX（旧Twitter）を中心に流れているので、定期的にチェックしておくのがおすすめです。
4. 体調管理を徹底する
フリーランスは、会社員よりも体調管理を徹底する必要があります。毎月安定した給料や有給がないため、体調を崩すと収入が途絶えるからです。
体調を崩すと納期に遅れてしまい、クライアントに迷惑がかかります。納期通りに提出できたとしても、クオリティが下がってしまうでしょう。
病気や怪我をしないように管理を徹底するのも、フリーランスとして生き残るには重要です。
しかし体調は、完全に自分でコントロールできないため、やむを得ない場合もあります。万が一体調を崩した場合は早急にクライアントに報告、謝罪し指示を仰ぎましょう。
5. スキルアップに時間を割く
フリーランスは実力が物を言うため、スキルがないと淘汰されます。目の前の報酬を優先したくなる気持ちはわかりますが、忙しくてもスキルアップの時間を捻出し、学び続ける姿勢が大切です。
一見遠回りに見えてもコツコツスキルアップをすれば、1年後には大きく稼げる可能性があります。またスキルを身につければクライアントから依頼が来るため、営業する手間が省ける点もメリットです。
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