【小学生でも理解できる】NFTをわかりやすく解説!活用事例7選や稼ぎ方を紹介

「NFTって何?」
「NFTはどんな物に使われているの?」
「NFTで稼げるって本当?」

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

NFTとは、偽造ができない唯一無二のデジタルデータです。アートやイラストを始めさまざまなジャンルで使用されており、今後の需要が期待できます。

本記事では、以下の内容について解説します。

  • NFTの概要と特徴
  • NFTと暗号資産の違い
  • NFTの活用事例
  • NFTでの稼ぎ方
  • スマートフォンでNFTを始める方法

NFTについて興味をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。

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NFTとは偽造ができない唯一無二のデジタルデータ

NFTは「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略で、世界唯一のデジタルデータを指します。

ブロックチェーン上のデジタルデータで、コピーや改ざんがしにくい点が特徴です。従来のデジタルデータは簡単にコピーができ、偽物や改ざん品も多く出回っていたため、なかなか資産的な価値がつきにくいのが課題でした。

そこで登場したのがブロックチェーンです。ブロックチェーン上でデジタルコンテンツと所有者の情報を一致させており、偽造はできません。

NFTアートやイラストなどは表面上はコピーできますが、所有者情報などのデータまでは不可能なため、資産価値が守られます。

NFTの3つの特徴をわかりやすく解説

NFTの特徴は、以下の3つです。

  1. プログラマビリティを持つ
  2. 代替不可能性を持つ
  3. データ改ざんの被害に遭いにくい

1つずつ解説します。

1. プログラマビリティを持つ

プログラマビリティとは、NFTにさまざまな情報や機能を追加できる機能です。

例えばNFTアートの販売によって所有者が変わったとしても、プログラマビリティを持っているため、新しい所有者の情報をNFTに追加で記録できます。

他にも事前にNFTに「商品が転売される度に売り上げの10%をクリエイターに渡す」などのプログラムを組み込むことも可能です。

2. 代替不可能性を持つ

NFTはブロックチェーンに記録されている識別情報も含めて、作品ごとに価値が異なります。そのため見た目は全く同じ作品でも、代替不可能(唯一無二)です。

NFTと同じブロックチェーンを基盤にしたデジタルデータに「仮想通貨(暗号資産)」があります。仮想通貨は同じ銘柄なら代替可能ですが、NFTは代替が効きません。

またNFTはブロックチェーンでデータが紐づいているため、完全なコピーは不可能です。

例えばオリジナルのNFTアートをスクリーンショットで撮影してコピーはできますが、ブロックチェーンの情報までは複製できません。

NFTは代替不可能性によって作品に資産的価値が生まれ、売買が成立しています。

3. データ改ざんの被害に遭いにくい

NFTは、ブロックチェーン上にクリエイターや所有者の情報が記録されています。

ブロックチェーンは「分散型台帳」とも呼ばれており、同じデータを複数の場所に分散して管理するデータベース技術のことです。

ブロックチェーン上のデータ改ざんを行う場合、データベースと異なり複数箇所を攻撃しなければなりません。そのためブロックチェーン上でのデータ改ざんは、非常に困難です。

またブロックチェーンへのデータの記録は、複数のノード(ブロックチェーンを構築するコンピューター端末)の合意が必要です。つまり万が一データ改ざんの危険性があっても、一人では何もできません。

NFTはコピー品や詐欺などに遭う被害が少なく、安全性が高いといえます。

NFTと暗号資産(FT)の違い

NFTと暗号資産の違いは、トークンが代替性か非代替性かどうかです。暗号資産は代替性、NFTは非代替性に当たります。

代表的な代替性は、お金です。例えば財布に入っている五千円札と、銀行口座に預けている五千円札は同じ価値のため、交換が可能=代替性があります。

一方非代替性は、交換できるものがこの世に存在しない(唯一無二)ものです。例えば同じ五千円札でも発行番号が「0001」の五千円札は、この世に1枚しかありません。つまり交換が不可能=非代替性といえます。

暗号資産は主に仮想通貨やポイントなど、数量的なものに使用されています。反対にNFTはデジタルアートやゲームアイテムなど、1点物、限定物に多いです。

NFTの活用事例7選

NFTの活用事例を5つ紹介します。

  1. アート・イラスト
  2. ゲーム
  3. 写真
  4. 音楽
  5. 漫画
  6. メタバースのアイテム・土地
  7. 会員権

それぞれ見ていきましょう。

1. アート・イラスト

アートやイラストは、NFTで1番イメージしやすいジャンルです。有名人がSNSのアイコンにしたり、大手企業が参入したりと話題性もあるため、知っている方もいるのではないでしょうか。

過去には小学生が手掛けた作品が約80万円で取り引きされた事例もあり、年齢やイラストのクオリティに関係なく稼げるチャンスがあります。

ブロックチェーン上でクリエイター情報をきちんと管理しているため、改ざんなどで資産が価値が落ちる心配も不要です。

2. ゲーム

NFTを活用したゲームは、一時期大きな話題を集めました。従来のゲームと異なるのは、プレイヤーがゲーム内アイテムやキャラクターを所有できる点です。

アイテムやキャラクターは、ブロックチェーン上に記録され、独自のIDが付与されます。

ブロックチェーン上に記録されることにより、プレイヤーはゲーム内での取引やコレクションを通じて、リアルな価値を持つデジタル資産を獲得できる仕組みです。

またゲームをプレイすれば、成果に応じて報酬を稼げる点も魅力です。

3. 写真

写真もアートやイラスト同様、NFTとして活用されています。特別なスキルなどは不要で、写真を撮影すれば誰でも参入できる点がポイントです。

またアートと同じように、高額販売された事例もあります。インドネシアの大学生の自撮り写真が1億以上の売上を達成し、大きな話題を集めました。

トレンドや市場の流れをきちんと押さえれば、大きく稼げる可能性を秘めているのが写真です。写真で稼ぐための詳細は、以下の記事を併せてお読みください。

NFT写真の販売方法を5ステップで解説!メリットデメリットや売れるポイントも紹介

4. 音楽

音楽はNFTに紐づけて、デジタル空間での販売が進んでいます。アーティストが自身の楽曲をデジタル資産として販売すれば、直接ファンに作品を届けられます。またレコード会社などを通さないため、仲介料などもかかりません。

実際に小室哲哉さんやジャスティンビーバーさんなどが、自身の楽曲をNFTとして販売しています。

ユーザーも好きなアーティストの作品を直接サポートでき、限定版や特典を手に入れられる点がメリットです。

5. 漫画

漫画は各ページやストーリーがNFTとして売買されています。紙媒体の漫画は、1話及び数話をまとめた単行本が一般的です。

NFTとして各ページやストーリーを販売すれば、作者は作品の唯一性を確保しながら世界中をマーケットにでき、多額の収入が見込めます。

実際に「東京タラレバ娘」「海月姫」などの作者である東村アキコ氏などが、自身の作品をNFTで販売しています。

6. メタバースのアイテム・土地

メタバース内のアイテムや土地なども、NFTの一種です。メタバースとは、meta(超越した)とuniverse(宇宙)を組み合わせた造語です。日本語では「仮想空間」と呼ばれています。

メタバース内では、アイテムや土地などを購入でき、独自の空間を構築できます。各アイテムや土地はブロックチェーン上でデータが紐づけられているため、資産価値もあります。

7. 会員権

最近は、限定イベントや特別サービスへの参加権をNFTで提供しているケースも増加中です。会員権の所有者に対してオリジナルの経験やサービスを提供し、ロイヤリティを高めるのが目的です。

会員権は、ブランドやクリエイターと顧客間の新たなコミュニティ構築法として注目を集めています。

NFTでの稼ぎ方3選

NFTで稼ぎやすいジャンルは、以下の3つです。

  1. アート・イラスト販売
  2. 転売
  3. NFTゲーム

それぞれのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. アート・イラスト販売

アート・イラストは、自分で作品を作りNFTとして売り出す方法です。有名人がSNSのアイコンにしたり大手企業が参入したりと話題性もあり、初心者でも挑戦しやすいジャンルといえます。

過去には小学生の作品が高額購入された事例もあるため、年齢やクオリティに関係なく稼げる可能性がある点が魅力です。

しかしアートやイラストは有名なクリエイターやブランドも参入しており、実績がないと難しいと言われています。

アートやイラストを売るためには、以下の5つを意識しましょう。

  1.  NFTアートのコンセプトを決める
  2. 認知度を高める
  3. トレンドを抑えたNFTアートを作成する
  4. 販売価格を下げる
  5. イーサリアムで販売する

詳しくは別記事「NFTアートが売れない理由7選!売るためのポイントや手っ取り早く稼ぐ方法を解説」で解説しています。

ぜひ併せてお読みください。

2. 転売

転売は、アートやイラストなどのNFTを安く購入し高値で売る手法です。転売には悪いイメージがある方もいるでしょう。

しかしNFTの場合は、転売される度にクリエイターにも報酬が入る仕組みです。そのため転売者とクリエイター双方に利益が発生し、Win-Winの関係を構築できます。

またNFTの転売市場は、今後の成長が期待されているジャンルです。現在は参入者も少ないため、きちんとコツを押さえれば初心者でも稼げる可能性があります。

NFT転売で稼ぐコツは以下の記事で解説していますので、ぜひお読みください。

NFTはやめとけと言われる理由8選!メリットや始め方、稼ぐまでの手順を3ステップで解説

3. NFTゲーム

NFTゲームは、自分でゲームをプレイして成果に応じて報酬がもらえます。NFTが登場した2021年ごろは人気があり、NFTゲームで稼ぐ人も多くいました。しかし2024年現在は、全盛期に比べると稼ぎにくくなっています。

主な理由は、高額な初期費用やゲーム自体のクオリティの低下です。それでも「NFTゲームで稼いでみたい!」という方は、ポイントを押さえることが重要です。

稼ぎ方の詳細は【結論】NFTゲームは稼げない!6つの理由とシフトチェンジにおすすめなジャンルを解説をご覧ください。

またその他の稼ぎ方は、以下の記事で解説しています。

【初心者でも参入可】NFTの稼ぎ方5選!始め方や3つの注意点を解説

【スマホでできる】NFTの始め方5ステップ

NFTはスマートフォンを使えば、以下の5ステップで始められます。

  1. 仮想通貨取引専用の口座を開設する
  2. ウォレットを作成する
  3. NFT販売プラットフォームにウォレットを連携する
  4. ウォレットに仮想通貨を送金する
  5. NFTを出品する

NFTを始めるには、仮想通貨が必要です。専用口座の開設とウォレットを作成して、NFTの販売プラットフォームに紐づけましょう。

ウォレットに仮想通貨を送金し、NFTを出品すれば、あとは購入者を待つだけです。より詳しい手順は、【簡単】スマホでのNFTの始め方を5ステップで解説!売れるジャンルや注意点も紹介で解説しています。