【完全網羅】10年後になくなる仕事10選!生き残る仕事7選も合わせて紹介

近年はロボットやAIの発達により、さまざまな仕事の自動化が進んでいます。日本は年々人材不足が深刻化しており、作業の自動化による人材問題の解消を目指しています。

自動化技術の発達は人件費の削減が期待でき、企業にとって重要です。ただし技術による人材の代替が進むとなると、以下のような心配事が出てきます。

「技術の発達で10年後にはいろいろな仕事がなくなりそう…」
「逆に技術に台頭されない仕事って何がある?」
「10年後でも安泰でより稼げる仕事が知りたい!」

結論からいうと単純作業が多い仕事は今後自動化により、人員削減が進む可能性が高いです。

もしかしたら、あなたが現在行っている仕事も10年後にはなくなってしまうかも…。

この記事では、以下の内容を解説します。

  • 10年後になくなる仕事となくならない仕事の特徴
  • 10年後になくなる仕事10選
  • 10年後になくならない仕事7選

ぜひ最後まで読み、職業選択の参考にしてください。

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【基礎知識】10年後になくなる仕事の特徴3つ

10年後になくなる仕事の特徴は、大きく以下3つに分けられます。

10年後になくなる仕事の特徴3選
  1. 数字やデータを中心に取り扱う仕事
  2. 単純作業のメインの仕事
  3. 自動化が進んでいる仕事

1.数字やデータを中心に取り扱う仕事

数字やデータを中心に取り扱う仕事はAIによる自動化が行われているため、10年後にはなくなっている可能性が高いです。正確に入力し計算を行なうことは、AIがもっとも得意とする分野です。

AI技術によるデータ入力・収集自体は昔から行われてきましたが、人工生成AIの登場により急速に環境は変化しました。クラウドソーシングサイトでも単純なデータ入力の仕事は減り、残っているのは複数業務を掛け持つ秘書業務などが多いです。

これから多くの企業がAIの有効活用を始めるでしょう。数字・データ入力の分野で10年後に生き残りたければ、AIに負けない応用力が必要です。

2.単純作業がメインの仕事

工場作業や品質チェック作業などの単純作業がメインの仕事は、テクノロジーの発展により淘汰される可能性が高いです。単純作業は人間より機械の方が素早く正確に行えるため、専門的な技術が必要なければロボットで代替されていくでしょう。

10年後には最終的な人員は管理職のみ、という職場もありえます。職を失わないよう、今から何か手に職を付けることは重要です。

3.自動化が進んでいる仕事

小売のレジ打ちやカスタマーサポート業務など、すでにAIや機械により自動化されている仕事は多くあります。自動化が進む仕事の多くは、10年後にはなくなっている可能性が大です。

コンビニやスーパーのレジ打ちはセルフレジが、企業HPのカスタマーサポートはチャットボットが代替しています。各企業は人件費削減のため、テクノロジーを積極的に採用しています。

自身が自動化が進む業界にいる場合、将来のためにもキャリアを見つめ直してみましょう。

【総まとめ】10年後にはなくなる仕事10選!理由も交えて紹介

ここからは10年後になくなっている可能性が高い仕事の中で、代表的なものを10個紹介します。

10年後にはなくなる仕事10選
  1. ライター
  2. 薬剤師
  3. レジ打ち
  4. 経理事務
  5. 工場作業員
  6. 倉庫作業員
  7. ホテルフロント
  8. タクシードライバー
  9. カスタマーサポート
  10. 税理士・公認会計士

今後のキャリア再考の助けとなれば幸いです。

1.ライター

クライアントの指示に沿って記事を書くライターは、現在AIに代替されつつあります。

特に副業としてよく紹介される、ネット上の記事を書くWebライターはAIで自動化されやすい職業です。現在では明らかにAIが書いた記事が検索上位に来るパターンも増えています。

AIが書く記事はまだ信ぴょう性に欠ける部分があり、記事をWebライターに外注する企業はいまだ多いです。ですがAIが発展してくれば、AIの書いた記事を添削するライターを内製で抱える企業が多くなるといわれています。

何らかの分野に特化したライター以外は、AIにより廃業の危機を迎えています。ライター業で生き残りたければ、専門性が高い知識やスキルを身につけましょう。

2.薬剤師

薬剤師の業務の一部は、10年後にはAIに奪われる可能性が高いです。理由として「薬歴管理」や「事務業務」は、データを打ち込み計算を行なう単純作業の部分が大きいためです。実際に一部業務においては、AIによる置き換えが進められています。

ただし薬剤師の全業務は置き換えられません医療業界は人間の感情が介入する要素が大きく、完全に人の感情を理解するのはAIには不可能です。

高齢者や重い疾患を抱える人は大きな不安を抱えている場合も多く、感情がないAIを簡単に信用してくれません。AIと薬剤師が協力して調剤を行なうことが、今後の医療業界では課題です。

3.レジ打ち

コンビニやスーパーのレジ打ちは、現在進行系でテクノロジーに代替されつつあります。セルフレジが積極的に導入され、混雑解消と人件費削減の観点から店舗も利用を推進しています。

100円ショップ「ダイソー」の中には、セルフレジのみの店舗も増えてきました。昨今のキャッシュレス化の流れも、セルフレジの導入や浸透に一役買っています。

将来的に小売店員は商品のピッキングや管理、問い合わせへの対応のみに従事する可能性が高いです。10年後には、必要最小限の人員で回す小売店が増えると予想されます。

4.経理事務

経理事務とは会社で扱うお金を入力・記帳し、資産の管理を行なうのが主な業務です。主な仕事が数字やデータの入力なので、AIに代替されやすい仕事です。

実際に2024年現在では、「JDL AI」のような経理事務に特化したAIも登場しました。

※JDL AI公式サイトより引用(外部サイト)

10年後に経理事務で生き残るには、豊富な経験と専門性の高い知識・資格が必要です。AIに代替できない複雑な業務が行えることが、これからの経理事務業の課題です。

5.工場作業員

工場作業員が行なう商品の袋詰めや検品は、ロボットやAIカメラが得意な単純作業が多くを占めます。現在では単純な製造工程を機械化する企業も多いため、将来的には大部分を機械やAIが行なう可能性が高いです。

工場作業の自動化を「ファクトリーオートメーション」といい、単純な工程を機械やAIに置き換えることを指します。自動化を行なえば生産効率は飛躍的に向上しますが、自動化された工程を担当していた職員は仕事を奪われます。

ですが全工程で人の手が不要にはなりません。AIはかならず学習による最適化が必要であり、学習にはベテラン作業員による技術提供が必須だからです。物理作業においても専門性が高ければ、完全に職を奪われる心配は皆無です。

6.倉庫作業員

倉庫作業員が行なうピッキング作業や荷物整理は、今まさに自動化されつつあります。単純な肉体労働は疲れを知らないロボットが人間より有利なため、テクノロジーの発展で置き換わりが進む可能性があります。

有名な例がAmazonの倉庫で、お客さんから注文が入るとロボットが自動でピッキングを行います。棚の移動もロボットが協力して行なうので、人の手がなくとも作業が成立します。

倉庫作業員には検品や商品管理など、さまざまな作業があるため完全には代替されません。ですが10年後、肉体労働面では人間の労力はかなり減るでしょう。

7.ホテルフロント

ホテルのフロント業も、テクノロジーに取って代わられつつあります。 特に大手ビジネスホテルチェーンは自動化に力を入れており、フロントではセルフチェックイン・チェックアウトが可能です。

有名な例が全国展開しているホテルチェーン「変なホテル」です。フロントではすべてロボットによるチェックイン・チェックアウト作業が行われています。アメニティもロビーに置いてあり、お客さんが使う分だけ持っていくことで無駄の削減も可能です。

※変なホテル東京ベイ 舞浜公式HPより引用(外部サイト)

10年後には、高級ホテル以外はフロントに人が立つことはなくなるかもしれません。

8.タクシードライバー

タクシードライバーは、現在の人工生成AIの発展のあおりをもっとも受けている仕事の1つです。今後は車の自動運転技術の発達により、無人でも公道を走れるようになります

2026年初頭ごろから、日本初となる自動運転タクシーの配車サービスが開始される予定です。最初は一部地域のみですが、発展すれば全国的に自動運転タクシーが使用されるようになります。

GM クルーズホールディングスLLC(以下、クルーズ)、ゼネラルモーターズ(以下、GM)と本田技研工業株式会社(以下、Honda)は、日本での自動運転タクシーサービスを2026年初頭に開始するために、サービス提供を担う合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結しました。関係当局の承認を経て、2024年前半の設立を目指します。

Honda ニュースリリースより引用

安全性の確保のため、10年後であっても有人タクシーが完全になくなりません。ですが利用客の少ない平日の深夜~朝は、無人タクシーが中心に業務を行なう可能性が高いです。

9.カスタマーサポート

公式HPのカスタマーサポートに、AIチャットボットを導入する企業が増えています。海外のIT企業では特に顕著であり、今後オペレーターの人数は減っていくでしょう。

AIチャットボットの1番の魅力は24時間関係なく、無制限に客へ対応が可能な点。オペレーターの負担を大きく軽減でき、かつ顧客データも自動的に集計してくれます。学習を行い、ほかの客への対応力が上がるのも利点です。

※NTT Docomo AIチャットボットより引用(外部サイト)

反復学習を行い対応力を上げるAIにとって、カスタマーサポートは天職です。10年、20年と経てば、人間のカスタマーサポート業は無くなると考えられます。

10.税理士・公認会計士

士業は専門性が高いイメージがありますが、会計業務を行なう税理士会計士はAIに代替されるかもしれません。経理業務と同様、単純な会計作業や確定申告はAIで自動化可能なためです。

AIが登場する前でも、有用性の高い会計ソフトはいくつかありました。そこにAIが合わさることで、個人や小規模法人程度だったら税理士を使わずとも十分に経理業務が可能です。

※MoneyForwardクラウド公式HPより引用(外部サイト)

もちろん税理士や会計士には非常に専門性が高い業務もあるため、すべてを自動化することはできません。ですが多くの作業がAIに代替される未来は遠くないでしょう。

逆に10年後になくならない仕事は?特徴を3つ解説

逆に10年後になくならない仕事を知りたい人のために、特徴を大きく分けて3つ解説します。

逆に10年後になくならない仕事の特徴3選
  1. コミュニケーションが重要な仕事
  2. 専門性が高い仕事
  3. 技術力が必要な仕事

1.コミュニケーションが重要な仕事

人と人とのコミュニケーションが重要な仕事は、AIに取って代わられません。AIには人間の持つ複雑な感情を理解できません

カウンセラーやセラピストなどは悩んでいる人の話を聞き、適切なアドバイスを行なうのが仕事です。人によって細かな事情は異なるため、AIの定型文的な回答では不適格な場面が多々発生します。

現代社会では精神的なケアが必要な人が多いので、コミュニケーションが重要な仕事の需要は今後ますます高まると予想されます。

2.専門性が高い仕事

以下に羅列するような最先端の知識や技術が重要な職業は、AIに代替は難しいです。理由としてAIは人間の後追いで学習していくので、反映される知識は少し前の情報になるからです。

  • 弁護士
  • 研究者
  • 医師

もしAIに代替されない仕事をしたければ、専門性が高い職業を選びましょう。ただし現在勤めている仕事の専門性を高めるのも有効な選択肢の1つです。

3.技術力が必要な仕事

特別な技術が必要な仕事は、ロボットやAIには不可能です。ロボットやAIが物理的にできない仕事に勤めれば、手に職を付けられます。

1番わかりやすい例は料理人です。人間の「美味しい」という感覚は人により異なり、定型的に決められません。ロボットにできるのは、材料の下準備や加熱時間の調整ぐらいです。

いつかロボットやAIが技術力が必要な仕事を代替する時代が来るかもしれませんが、それははるか遠い未来の話になりそうです。

10年後になくならない仕事を7つ紹介

10年後に亡くならない仕事の代表格を7つ、ピックアップして紹介します。

10年後になくならない仕事7選
  1. 公務員全般
  2. クリエイター
  3. 医師・看護師
  4. 料理人・シェフ
  5. 理容師・美容師
  6. カウンセラー・セラピスト
  7. 介護福祉士・マネージャー

1.公務員全般

公務員は国家を回すために必須であり、ロボットやAIでは代替不可能です。ロボットやAIですべて代替してしまうと、不具合が起きた際に国家が機能不全に陥ります

特に警察消防士教師などは特殊な技能が必要なので、なくなることはありません。事務職も電子化すべき部分とそうでない部分があるため、一定数の事務員はかならず必要です。

公務員は国で働くすべての職業の基準であり、社会の安定と安全を支える基盤です。

2.クリエイター

2020年にChatGPTが登場した際、イラストレーターや作曲家などのクリエイターは仕事を奪われると危惧されました。しかし実際に代替されたのは一部の職種のみで、いまだにプロのクリエイターは業界に求められています。

理由としてAIは学習による模倣しかできないため、クリエイターとして重要な独創性に欠けていた点が挙げられます。AIの作品には「有名なあのクリエイターが創った」という箔が付かない点も大きいです。

今後AIの発展により表現豊かな作品が創られることが予想されますが、クリエイターの価値は完全になくならないでしょう。

3.医師・看護師

分野問わず、医師や看護師の仕事がなくなることはありえません。ロボット技術を利用することはあっても、機械が全ての作業を自動化するのは不可能です。

医学は日々進歩しており、医師や看護師は常に技術や知識を追求します。最新の技術が患者に提供される現場では、後追いが基本のAIに緻密な作業は任せられません。

医師や看護師の技術や判断力はAIには到底追いつけない領域なため、人類が不老不死にでもならない限りは必須の職業です。

4.料理人・シェフ

ロボットやAIに、料理人やシェフの仕事を奪うことは不可能です。理由は簡単で美味しいと感じるものは人により異なるうえ、ロボットやAIには味覚がないからです。

ロボットやAIは物事を均一化するのは得意ですが、独創性に欠けています。そのうえ味覚がないので、簡単な調理や加熱時間の調整はできても複雑な調理工程は人間任せになります。

まったく新しいものを生み出せないロボット・AIは、料理人にはなれません。今後AIがいくら発達しても、飲食店は人間が経営することになりそうです。

5.理容師・美容師

理容師・美容師の仕事のほとんどは、AIが代替できません。理容師や美容師に求められるトレンドや技術の追求は、AIが苦手な分野の1つです。

理容や美容では、お客さん一人ひとりに合わせた繊細なカットやスタイリングが重要です。機械は正確な作業を行なうのに向いていますが、柔軟性を持たせるのは技術的にまだまだ難しいでしょう。

また理容師や美容師はお客さんの要望を聞いたり、楽しませたりするコミュニケーション能力も求められます。人間特有の感性・技術が必要なので、ロボットやAIで代替は不可能です。

6.カウンセラー・セラピスト

カウンセラーやセラピストは悩んでいる人の気持ちを汲んで、適切にケアする技術が求められます。AIには人間の気持ちはわからないので、代替は不可能です。

AIは対話の中で人の気持ちを分析することはできても、細かいニュアンスの読み取りは困難です。人間同士の会話の温かみも、AIには再現できません。

カウンセラー・セラピストの専門性を、AIに完全に模倣できる日はおそらく来ません。心に不安を抱えた人が多い現代では、よりカウンセラー・セラピストは重要な職業となります。

7.介護福祉士・ケアマネージャー

日本では少子高齢化により、被介護者人口が増えています。一方介護人材は圧倒的に不足しており、介護福祉士・ケアマネージャーの需要は今後尽きません。

介護ロボットが現場で導入されている施設はありますが、あくまで介護士の補助的な立ち位置です。介護士が必要な現場であることは変わりません。

また介護の場では臨機応変さと人の気持ちを汲む心が必要であり、これらはAIには代替できません。介護福祉士やケアマネージャーがロボット・AIに完全に取って代わられることはないでしょう。

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ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。

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