「SNSで発信してみたいけど、何を投稿すればいいか分からない」
「誰も見てくれなかったら恥ずかしい…」
「実績もない自分に、発信なんてできるのかな」
と、考える方も多いのではないでしょうか?
この記事を読むことで、「誰かの心にしっかり届く発信」が自然とできるようになり、フォロワーとの信頼関係を築けるようになります。
さらに、ただの趣味に終わらず、あなたの発信が収益化や仕事につながる可能性も広がっていきます。
では、実際に発信を始めるには、何から気をつけて、何を投稿すればいいのか?
この記事では、発信初心者でも意識するべきポイント7つを紹介します。
「何を発信するか」よりも、「どう発信するか」を知ることで、発信の質は大きく変わります。ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
発信の第一歩は「誰に・どんな変化を届けたいか」を決める

「発信」と聞くと、何か役立つ情報を届けることだと考えがちですが、
本当に価値があるのは〝情報〟ではなく、「その情報をきっかけに誰かが行動できた」という〝変化〟です。
なぜなら、情報だけならGoogleでいくらでも手に入る時代だからです。
でも、検索しても動けない人はたくさんいます。
その人の背中をそっと押して、「やってみようかな」と思わせるものこそが、発信の持つ力。
たとえば、こんなイメージです。
対象読者:自分に合うバイトが分からず不安を抱えている大学生
今の状態:求人サイトを開いては閉じる日々。応募に踏み出せず悩んでいる
理想の変化:自分に合った職場で働き始め、「ここでなら頑張れる」と思えるようになる
このように、〝困っている状態〟から〝理想の未来〟への橋をかけることが、SNS発信の役割なのです。
たったひとりを、鮮明に思い描く
初心者がつまずきやすいのが、「多くの人に刺さるように」と意識しすぎて、結果的に誰にも届かない発信になってしまうこと。
内容が抽象的でぼんやりし、読後に何も残らない。そんな投稿になってしまいがちです。
そこで意識したいのが、〝たった一人〟を具体的に思い浮かべて、その人に向けて書くことです。
たとえば、初めてバイトを探している、大学2年生の女の子。
ゼミやサークルにも少し慣れてきて、「そろそろ社会経験も積みたいな」と思い始めている。
将来は人と関わる仕事がしたいけど、自分に何が向いてるのかも分からない。
友達が次々とバイトを始めていくなか、「私も何か始めなきゃ」と焦りながら、求人サイトを開いては閉じる日々。
「接客は怖い」「この店、時給はいいけど口コミが厳しそう」と不安ばかりが募っていく。
そんな彼女が、「ここでなら頑張れるかも」と思える一歩を踏み出せるように。
その背中を、言葉でそっと押してあげる。
このように描けると、使う言葉も、文章のトーンも、すべてがその人のためのものになります。
そして不思議なことに、〝たった一人のため〟の発信は、結果的に多くの人の心にも届くようになるのです。
「誰に届けるか分からない」人は、過去の自分を思い出す
とはいえ、最初から「誰に届けるか」がはっきりしている人ばかりではありません。
そんなときは、「過去の自分」に向けた発信を考えてみてください。
数ヶ月前のあなた、何かで悩んでいたあなた、不安を抱えていたあなた。
その〝あなた〟に必要だった言葉なら、きっと今の誰かにも届きます。
発信の軸は、「届けたい未来」にある
発信に迷ったときは、常にこの2つを問い直してください。
- 誰に向けて発信するのか?
- どんな変化を届けたいのか?
この2つが定まれば、投稿は自然と一貫性を持ち、「この人の言葉、自分に向けて書かれている気がする」と感じてもらえるようになります。
そしてその瞬間から、あなたの発信は〝情報〟ではなく、〝誰かの人生を変えるきっかけ〟になるのです。
まずは、たった一人の顔を思い浮かべてみてください。
SNS発信のネタに困らない!アウトプット前提でインプットする方法

SNSで発信を継続するためには、日々のインプット=情報の仕入れが欠かせません。
とはいえ、ただなんとなく本を読んだり、動画を見たりしても、それがそのまま発信にはつながりにくいのが現実です。
そこで意識したいのが、「アウトプット前提でインプットする」という考え方です。
たとえば本を読むときに、「この内容をあとでSNSでシェアしよう」と意識するだけで、読み方や吸収力は大きく変わります。
- ポイントをメモしておく
- 自分なりの言葉で解釈する
- 他人に説明できるレベルまで理解する
こうした姿勢を取ることで、インプットした情報が、自分の中で〝発信できる知識〟として定着していきます。
発信は「編集作業」である。ネタの仕入れ視点を持とう
発信を仕事として捉えるなら、インプットは「ネタの仕入れ」そのものです。
どんなビジネスでも、仕入れがなければ商品は作れません。
それと同じように、良質な発信を続けるには、日々のインプットが不可欠なのです。
たとえば読書やセミナー、YouTube動画など、普段の学びを「これは自分の発信に使えるか?」という視点で見るだけで、インプットの質が変わります。
その瞬間から、インプットは〝作業〟ではなく〝素材集め〟になります。
さらに意識したいのが、「日常の中の気づき」もインプットとして活用すること。
- フォロワーとのDMのやりとり
- 友人との会話
- 自分の中でモヤっとした失敗体験
これらも「誰かに役立つ視点」に変換すれば、立派な発信ネタになります。
情報収集の効率が上がる「メニューから逆算する思考」
「なんとなく勉強する」だけでは、情報はなかなか頭に残りません。
しかし、「この知識を〇〇というテーマの投稿で使いたい」と目的が明確だと、必要な情報が自然と見えてきます。
これは、料理でいうと「作るメニューが決まっている状態」と同じです。
・カレーを作る → 必要な材料が明確
・メニュー未定 → 余計なものを買いすぎる
情報のインプットもこれと同じ。
「どんなテーマで発信するか」「どんな読者に届けるか」が決まっていれば、必要な知識に自然と集中できるでしょう。
たとえば「就活に悩む大学生に向けて、自信をつけるコツを届けたい」と思えば、
インプットの視点は「自己肯定感」や「小さな成功体験」に絞られていきます。
SNS別にアウトプットを想定する
「SNSを毎日更新するのがつらい…」と感じる人の多くは、〝インプットとアウトプットのバランス〟が崩れています。
でも、インプットの時点で「どこで・どう発信しようか?」を考えておけば、投稿ネタを考えるストレスが減ります。
たとえば、あるビジネス書の中でこんな一節を見つけたとします。
「第一印象は出会って3秒で決まる。言葉よりも表情と姿勢が9割」
これをアウトプット前提で考えると
・Xで「第一印象は3秒で決まる。表情と姿勢を整えるだけで仕事も恋も変わる」→ 短文投稿
・リールで「3秒で印象が変わる3つの習慣」として動画化
・ストーリーで図解化 →「表情・姿勢・アイコンタクトの3要素」
そしてそれぞれのSNSごとに「どういう反応を得たいのか?」も意識しておくと、発信の目的がより明確になります。
・X → 共感や保存されるか
・リール → 再生数やシェアされるか
・ストーリー → DMや反応スタンプが来るか
目的を持ったアウトプットは、言葉の選び方や構成にも自然と影響を与えてくれます。
習慣化のための「1日の流れ」を決めておく
アウトプット前提のインプットを日常に落とし込むには、習慣として組み込むのが効果的です。
たとえば
- 朝の読書で学びをメモ
- 通勤中に要点を音声で整理
- 夜にその内容をXで140文字にまとめて投稿
このサイクルが定着すれば、ネタを探すことに悩まなくなります。
インプットの質が、発信の質を決めます。
だからこそ、ただ学ぶだけで終わらせず、常に「誰に」「どこで」「どう届けるか」を考えてみてください。
そうすれば、ネタに困ることは自然と減っていきます。
情報発信の〝ブレない軸〟を作る!信頼を生む理念の見つけ方と整え方

SNSで発信を続けていくと、フォロワーが増えたり、PR案件の依頼が来たりと、徐々に目に見える反応が出てくるようになります。
そんなときに特に大事になるのが、「発信の軸がブレないこと」です。
たとえ発信テーマが複数にわたっても、「この人が何を大切にしているのか」が伝わっていれば、読者は安心してついてきてくれます。
逆に、投稿内容が日によって変わったり、主張が揺れて見えると、「この人、何を信じているの?」と不信感につながりやすくなります。
「根っこ」にある価値観が、フォロワーの信頼をつくる
たとえばあなたが次のような信念を持っているとします。
- 努力すれば必ず結果が出る
- 自分の好きなことでお金を稼げる時代だ
- 発信には人を勇気づける力がある
これらは、テーマや肩書きに関係なく、あなたの発信に一貫性を与える「根っこ」になります。
一貫性がある投稿は、フォロワーに安心感を与えます。
たとえば、次のようなSNS投稿があるとします。
X投稿:「副業で挑戦してみたら、月5万円稼げるようになった。努力の積み重ねが、未来を変える」
このように「個人で稼ぐ力」「努力は報われる」という価値観がにじんでいれば、読者は納得感を持って読みます。
しかし、同じアカウントで突然
X投稿:「この企業、年収800万スタートで最高でした。転職を検討するならここ一択」
といった発信が現れると、読者は「え?どっちを勧めてるの?」と混乱します。
このように、価値観や信念がズレると、発信全体の信頼感が薄れてしまいます。
実際に、短期的なバズを狙って信念と異なる案件を紹介した結果、フォロワーからの信頼を失い、投稿の反応が激減した…というケースも少なくありません。
「何を信じて発信しているか」が応援される時代
スキルや実績が目立つ時代ではありますが、それ以上に大切なのは「何を信じて発信しているか」です。
「この人の言うことは、一貫性がある」
「表面的なテクニックより、根っこにある理念が好き」
そんな風に〝中身〟を見て応援してくれるファンは、簡単には離れていきません。
むしろその芯の強さに引き寄せられて、濃い関係性が生まれていきます。
理念を貫くことで、「この人といえば〇〇」というブランドも自然と築かれていきます。
「何を発信するか」よりも「何を発信しないか」も決めておく
発信の軸を明確にするために、あえて「発信しない情報」も決めておくと効果的です。
- 楽して稼げるノウハウには触れない
- 自分で試していない商品は紹介しない
- 誰かを傷つけるような煽りや炎上系の投稿は避ける
たとえば、PR案件で「すぐに儲かる副業ツールを紹介しませんか?」という依頼が来たとします。
理念がなければ、「ちょっと稼げるし、いっか」と受けてしまうかもしれません。
しかし「自分は〝地道な努力が大切〟という価値観を発信している」と軸が定まっていれば、即座にNOという判断ができます。
理念は、迷ったときに立ち返る〝防波堤〟になります。
自分の信念を見つけるためのヒント
「理念を持ちましょう」と言われても、最初は難しく感じるかもしれません。
そんなときは、以下のような問いかけをしてみてください。
- 過去の自分がいちばん悩んでいたことは?
- どんな言葉に励まされて、前に進めた?
- どんな考え方が、自分を支えてきた?
- 逆に、どんな考え方には違和感がある?
- SNSで何かを伝えるとき、譲れない信条は?
そこにこそ、あなたにしか語れない〝根っこの理念〟があります。
そしてその理念を言葉にすることで、あなたの発信はより芯のあるものへと進化していきます。
情報発信では100%を求めてはいけない

SNSで発信を始めるときに、多くの人が最初につまずくのが「完璧じゃないと出せない」という思い込みです。
「もっと知識をつけてからの方がいいかも」「デザインがいまいちだから投稿は保留で…」と、気づけば投稿ボタンを前にして30分も悩んでしまう。
でも、発信において〝完璧さ〟は必要ありません。
むしろ「完璧じゃないけど出してみる」くらいの軽やかさの方が、発信はうまく回りはじめるのです。
発信は〝プレイヤー目線〟じゃなくてもいい
たとえば、あなたがX(旧Twitter)での発信を始めたばかりの会社員だとします。
「プロフィール文って、どんなことを書けばいいの?」と悩んで、いろんな人の例を見ながらようやく自分らしい一文が書けた。
そんな出来事でも、十分に発信の〝ネタ〟になります。
「昨日つまずいたこと」と「こうしたらうまくいった」を記録するだけで、
これから同じ壁にぶつかる人にとって貴重な道しるべになるのです。
発信者は、なにも〝エキスパート〟である必要はありません。
たとえるなら、登山ガイドが必ずしもエベレスト登頂者でなくても、近くの山を案内できれば十分なように。
発信も「自分よりちょっと後ろにいる人」に向けて発するだけで、価値になるのです。
投稿のクオリティより、「誰に届けたいか」
たとえば、こんな一人を想像してみてください。
ずっと発信に憧れながらも、投稿ボタンを押せずにいる社会人の女性。
頭の中には伝えたい思いがあるのに、「こんな自分が語っていいのかな」と迷い続けている。
そんな人に「今日、自分はこれを学びました」「正直まだよく分かっていないけど、やってみます」といった言葉が届いたらどうでしょうか?
整った文章やプロ顔負けの画像よりも、
その〝リアルな一歩〟のほうが、勇気を与えることもあるのです。
「誰かに届けたい」と思って発信した一言に対して、
「わたしも投稿ボタンの前で止まってました…」
「怖かったけど、一歩踏み出してみようと思えました」
そんな反応が届くと、発信の手応えを感じられるはずです。
完璧を目指すほど、一歩が遠ざかる
「投稿のデザインが決まらないから出せない」
「正しい知識じゃなかったらどうしよう」
そんなふうに完璧を求めると、投稿はどんどん遅れます。
実際には、反応が多い投稿が必ずしも〝完璧な投稿〟ではありません。
ちょっと荒削りでも、自分の言葉で書かれた投稿の方が、読んだ人の心に残ったりします。
たとえば、ノー編集のリール動画や、手書きの図解がバズったケースはたくさんあります。
大事なのは、「出してみること」。
出す → 反応を見る → 修正する → また出す。
このサイクルの中で、少しずつ精度が上がっていくのです。
「100%でなくていい」からこそ、続けられる
発信を続けるには、気力と時間の〝持続性〟も大切です。
もし毎回100点を目指していたら、準備に時間がかかりすぎて疲れます。
1週間かけて作った投稿が思うように伸びなかった時、落ち込んでしまうかもしれません。
だからこそ大切なのは、「60点でもまずは出す」というマインド。
出して、反応を見て、改善していく。
その繰り返しが、発信力を育てていきます。
最初から完璧な人なんていません。
むしろ「人間らしい投稿」の方が、共感を集めやすい。
発信は、完成された理想像を見せる場ではなく、〝今の自分〟が誰かの役に立てるように差し出す〝現在進行形〟の場所。
完璧じゃなくていい。そのままのあなたで始めてください。
その一歩が、未来のあなたをつくっていきます。
あなたが何者なのかを明確にする

「毎日発信しているのに、なぜか誰にも響かない…」
そんな経験はありませんか?
発信において、つい「何を言うか」ばかりに意識が向きがちですが、実はもっと重要なのが〝誰が言っているか〟という視点です。
同じアドバイスでも、「この人が言うなら納得できる」と思われるかどうかで、読者の反応は大きく変わります。
だからこそ、発信を始めるときには「自分が何者か」を明確にし、それをどう伝えるかを意識することが欠かせません。
自己紹介は〝強み〟を伝える場
たとえば、あなたが「バイト情報」について発信していくとします。
プロフィールにただ「バイト情報発信中」と書くよりも、
「飲食・塾講・コールセンターなど10種類以上のバイト経験あり」
「大学時代は週5でバイト掛け持ち。実体験ベースで赤裸々に発信中」
と書いたほうが、
発信の信頼度もフォロー率も圧倒的に上がります。
ここで伝えたいのは、すごい経歴ではなく「リアルな経験値」。
「3年間ずっと同じカフェで働いていた」など、日常の積み重ねも立派な強みです。
大切なのは、どんな経験をしてきたか、どんな視点で語るかが伝わること。
「この人、ちゃんと現場を知っているんだな」
「リアルな目線で語ってくれそう」
そう思ってもらえたら、発信の言葉にも自然と重みが出てきます。
実績がなくても〝オタク感〟で信頼される
SNSでは、実績よりも「どれだけ好きか・こだわっているか」が伝わる人の方が、共感されやすいことがあります。
たとえば
- 新作コスメは毎回レビューしている美容オタク
- 電気屋巡りが趣味のガジェットオタク
- 月10冊読んでる活字中毒の読書オタク
こういった「好きでたまらない」「人に話したくて仕方ない」という熱量は、それだけで十分な発信の強みになります。
「誰よりもそのテーマに時間を使ってきた」
「人に伝えずにはいられないくらい好き」
その想いが伝われば、たとえ実績がゼロでも、信頼される存在になれるのです。
たとえば読書オタクなら、
「月10冊読む本好きです/読んだ本は全部レビューしてます!」
とプロフィールに書くだけで、「この人の発信、信頼できそう」と思ってもらえる可能性が高まります
あなたの〝背景〟が、投稿の説得力を決める
たとえば、あなたが「飲食バイトの注意点」を投稿したとします。
ただの一般論として書くより、
「実際に4つの飲食バイトを経験して気づいたのですが」
と一言添えるだけで、受け取られ方がまるで変わります。
読者にとっては「誰の体験か」が重要。
同じ内容でも、「現場で学んだ一次情報」として発信するだけで、説得力も信頼感も格段にアップします。
「誰かの役に立ちたい」と思って発信するなら、
まずは「あなた自身のストーリー」から伝えてみてください。
そして、自分の中で「これなら誰よりも語れる」「誰かに届けたい」と思える体験をひとつピックアップしてみてください。
それが、あなたの発信の〝原点〟になるかもしれません。
SNS収益化で失敗しないために、信頼の切り売りを防ぐ3つの視点

フォロワーが少しずつ増えてきて、発信にも慣れてきた頃。
ある日突然、企業からこんなDMが届くようになります。
「この商品を紹介してもらえたら、1万円お支払いします」
「このサービスを投稿で紹介してくれませんか?」
最初はびっくりしますし、正直うれしいですよね。
「やっと自分の発信が収益につながるかもしれない!」と、前のめりになってしまう人も少なくありません。
でも、ここで立ち止まって考えてほしいのです。
〝この投稿は、自分のフォロワーにとって本当に価値があるか?〟
SNSにおいて、あなたが積み重ねてきたものは「信頼」です。
それはお金以上に価値のある資産だということを、忘れてはいけません。
一度崩れた信頼は、簡単には戻らない
あるインフルエンサーが、使ったことのない美容サプリを紹介した途端、
コメント欄が炎上し、フォロワーが激減。
「がっかりしました」「もう信じられません」
そんな声が次々に寄せられた。そんな事例は実際にあります。
SNSでは、「この人が紹介するなら安心」と思って買う人も多いからこそ、
その信頼を裏切るような投稿のダメージは計り知れません。
一度でも「あれ、なんか無理して紹介してる?」と感じられる投稿をしてしまうと、
その後どれだけ良い情報を発信しても、「それも案件でしょ?」という疑いの目を向けられてしまいます。
信頼を築くには時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。
SNSの発信力は〝信頼〟でできている
SNSの影響力とは、実績でも知識量でもありません。
「この人の言うことなら信じられる」
という、日々の積み重ねで育った〝信頼〟の力です。
- どんな視点で発信しているか
- どんな商品を紹介しているか
- 誰のために投稿しているか
こういった情報の積み重ねが、
あなたとフォロワーとの間に深い信頼関係をつくっていきます。
その信頼があるからこそ、紹介した商品が売れたり、
サービスに申し込みが入ったり、自分の商品が評価されるのです。
信頼は、毎日少しずつ育てていく〝果実〟のようなもの。
大切に手をかけていけば、やがて大きな収穫をもたらしてくれます。
フォロワーは〝広告感〟に敏感
いまのSNSユーザーは、とても目が肥えています。
「この投稿、なんか不自然だな」「明らかに案件くさい…」
そんな違和感を持たれた瞬間、その投稿への信頼は大きく揺らぎます。
逆に、心から良いと思ったものをリアルな体験と一緒に紹介している人の投稿には、
「この人のおすすめなら買ってみようかな」
と、自然に反応が集まります。
信頼されている発信者ほど、PR案件の受け方にも厳格な〝基準〟を持っています。
- 自分が本当に使ってよかったと思えるか?
- フォロワーにとって役立つか?
- 案件がなくても紹介したいと思えるか?
この3つにすべてYESと言えるときだけ受ける。
それが、〝信頼という資産〟を守りながら、収益も生み出していく方法です。
案件を受ける前に、自分に問いかけよう
目の前の1万円に飛びつくのは簡単です。
でも、その1万円であなたの信用が崩れてしまったら、
長期的に見て何十万円、何百万円もの〝未来の売上〟を失うことになりかねません。
案件を受けるときは、こんな問いを自分に投げてみてください。
- これは、過去の自分にもおすすめしたいと思えるか?
- フォロワーに「ありがとう」と言ってもらえる紹介か?
- 今の自分の価値観や世界観と矛盾していないか?
それでも迷ったら、一度やめてみる。
発信においては、「選ばない」という選択が信頼を守ることもあります。
SNSで〝積み上がる発信〟をするために、トレンドに流されない視点を持とう
「この話題、今バズってるし乗っかろうかな」
SNSを運用していると、つい目先のトレンドや流行ネタに飛びつきたくなることがあります。
「バズったらフォロワーが増えるかも」「みんなが話してるから、自分も何か言わないと」
こうした気持ちは自然なものです。
でも、発信を〝積み上げ型の資産〟として育てていきたいなら、違う視点が必要です。
「トレンド追い」だけでは積み上がらない理由
SNSには、以下のような〝賞味期限が短い発信〟があふれています。
- コンビニの新作スイーツを「食べてみた」系レビュー
- 数日限定のセール告知のリポスト
- 有名人の炎上に便乗したコメント投稿
- 「今この界隈でアツい!」という短命トピックの紹介
こうした投稿は、拡散されやすく即効性があります。
でもその一方で、「1週間後には価値がなくなる投稿」にもなりがちです。
「いいね」はつくかもしれない。
けれど、自分の発信が何を目指しているのか、どんな信頼を築きたいのかが見えにくくなるのです。
短命ネタに頼ると、発信疲れを招く
トレンドや話題に依存した発信を続けていると、
- 毎日ネタを探さなければならない
- 「これ以上ウケる内容が思いつかない」と焦る
- 反応が鈍ると自信を失う
といった〝発信疲れ〟に陥りやすくなります。
「発信が苦しい」と感じている人ほど、実は〝その場しのぎ〟の発信が習慣になっているケースが多いです。
ストック型の発信が〝資産〟になる
一方で、時間が経っても価値が落ちない投稿は、あなたの代わりに価値を提供し続けてくれます。
たとえば
- 「初心者がつまずきやすいSNS運用の5つの罠」
- 「プロフィール設計で押さえるべき3つの基本」
- 「自分の世界観を発信に落とし込む方法」
こうした〝ストック型〟の内容は、1年後も2年後も検索されたり、保存されたりしやすい投稿です。
記事や動画、教材として再利用もしやすく、発信が〝広がる素材〟になります。
さらにSEOにも強く、過去の投稿がずっと見られ続ける〝資産〟になっていきます。
「いつ読んでも学びがある発信」がブランドをつくる
ストック型の発信には、深さがあります。
タイムラインに流れてきた投稿を見た読者が、
「この人、いつも視点が深いな」
「読むとちゃんと気づきがある」
と感じるようになれば、あなた自身が〝コンテンツそのもの〟として認識されるようになります。
情報だけでなく、思考や価値観ごと信頼される
これが、SNSでブランディングが育つ構造です。
「一時の話題」より「自分の哲学」を言語化する
賞味期限の長い発信とは、
- 自分なりの視点を言葉にしたもの
- 経験から導いた法則や気づき
- 初心者にとって〝何度も読み返したくなる〟解説
こういった内容が中心になります。
たとえば、トレンドに便乗する代わりに、「このニュースから自分が学んだこと」を書く。
または、「一時的なバズテクニック」ではなく「なぜそれがバズるのかという仕組み」まで言語化する。
このように〝本質に触れる発信〟をすることで、読者の心に残る投稿になります。
投稿の前に問いかけてみてください
今、あなたが投稿しようとしている内容は
- 数週間後に見返しても価値があるか?
- ブログや教材に再利用できそうか?
- 自分の発信理念に沿っているか?
- フォロワーが「保存したくなる」投稿か?
こうした問いを習慣化するだけでも、発信の質は大きく変わります。
トレンドを追う発信は〝花火のような一発〟に向いています。
一方、賞味期限の長い発信は〝じわじわ育つ果樹園〟のような存在。
後者の発信を少しずつ積み上げていけば、あなたのSNSは、時間とともに価値を増す資産になります。
まとめ:発信は、人生を変える〝最初の一歩〟
「何を書けばいいか分からない」「見られるのが怖い」
SNSで発信を始めようとするとき、多くの人が感じるのは〝不安〟や〝迷い〟です。けれど、それはとても自然なことです。
ここまで、SNS初心者がまず意識したい7つの発信の視点を紹介してきました。
- 誰を、どんな状態にしたいのかを明確にする
- アウトプット前提でインプットする
- 信念や理念を言語化し、ブレない軸を持つ
- 情報発信では100%を求めない
- あなたが何者なのかを明確にする
- 信頼の切り売りをしない
- 賞味期限の短い発信はしない
どれも、特別な才能や大きな実績が必要なものではありません。
ほんの少し視点を変えるだけで、発信の質はぐんと高まります。
発信の一歩を踏み出した人の多くが、こう言います。
「最初は怖かったけれど、やってみたら変わり始めた」と。
たとえば、何気なく書いた投稿に「勇気をもらえました」とコメントが届く。
そんな瞬間が、あなたの中で〝言葉の力〟を信じられる原点になるはずです。
最初の一歩は、かっこよくなくていい。短くても、拙くても構いません。
まずは、過去の自分に向けて、ひとつだけ言葉を届けてみてください。
その一歩が、誰かの背中をそっと押す力になるかもしれません。
あなたの言葉で、たった一人の心を動かす。
それがやがて、信頼となり、仕事となり、人生を変える出会いにつながっていきます。
発信は、あなたの世界を広げる〝最初の一歩〟。
今日この瞬間からでも、あなたにしか書けない投稿を始めてみてください。
▼配布中▼
あなたの思考に
毎日小さな〝革命〟を
- 起業4年で年商10億円を突破した経営者が送る「日刊コラム」
- 読めばあなたの思考が飛躍的に進化する。
- 〝本物の豊かさ〟を手に入れるための思考法を学べる