noteの手数料は高い？計算方法と主要5社との比較結果を紹介

「noteで記事販売したいけど、手数料はどれぐらいかかるの？」
「手数料が発生するのは、どのタイミングか知りたい」
「手数料がかかってもnoteは使うべき？」
このように悩んでいませんか？

noteは誰でも無料で始められ、収益化もしやすいサービスです。

しかし、ある程度の手数料が発生するため、状況によっては「もったいない」と感じてしまうかもしれません。

この記事では、noteの手数料を詳しく解説し、他のプラットフォームとの比較を行います。

「noteの手数料を知りたい」「できれば手数料は安く済ませたい」と考えている方は必見です。ぜひ最後までご覧ください。

noteで発生する手数料は主に3つ。計算方法も合わせて解説

noteで有料記事を販売する場合に発生する手数料は、主に以下3つです。

1. 事務手数料（決済手数料）
2. プラットフォーム利用料
3. 振込手数料

手数料の仕組みを知らないと、思ったような収益を得られない可能性があります。noteで有料販売する方は、押さえておきましょう。

1.事務手数料（決済手数料）

事務手数料は、コンテンツの決済手段により以下の割合を乗じた額を差し引きます。

1. クレジットカード決済：売上金額の5%
2. 携帯キャリア決済：売上金額の15%
3. PayPay決済：売上金額の7％
4. noteポイントでの決済：売上金額の10％
5. PayPal決済：売上金額の6.5%

これは、クリエイターご自身が登録されている決済手段ではなく、購読者の決済手段によるものです。

また、この手数料は、記事を購入するたびに発生します。

2.プラットフォーム利用料

プラットフォーム利用料は、売上金額から事務手数料を引いた金額に以下の割合を乗じた額を差し引きます。

1. 有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップ：10%
2. 定期購読マガジン：20%

販売する形態によって割合が異なり、記事を購入してもらうたびに発生する手数料です。

①有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップ：10%

有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップを利用した際の手数料は、10%です。

このプラットフォーム利用料は、事務手数料が引かれた金額をもとに算出されます。

例えば、有料記事1,000円をクレジットカードで決済した場合、

クレジットカード決済の事務手数料は5%なので、

「事務手数料 = 1,000円 × 5% = 50円」→「プラットフォーム利用料 = （1,000円 – 50円） × 10% = 95円」が引かれます。

②定期購読マガジン：20%

定期購読マガジンの手数料は、20%です。

例えば、有料記事1,000円を携帯キャリア決済した場合、

携帯キャリアの事務手数料は15%なので、

「事務手数料 = 1,000円 × 15% = 150円」→「プラットフォーム利用料 = （1,000円 – 150円） × 20% = 170円」が引かれます。

3.振込手数料

振込手数料は、noteで得た収益を銀行へ振込む際に発生する手数料です。

金額は一律で270円が発生します。

noteとコンテンツ主要サイト5社との手数料比較

noteとコンテンツ主要サイトである以下5社との手数料比較の結果をまとめました。

• Brain
• ココナラ
• Tips
• ランサーズ
• クラウドワークス

それぞれを解説します。

noteは他のプラットフォームと比べると、中間～高額な手数料が発生することがわかりました。

手数料を抑えたいだけであれば他のプラットフォームも検討したほうがいいですが、noteは有料マガジンやサークルなど、様々な収益化の手段があるのが魅力です。

noteが選ばれている理由もあるため、次の章で確認してみましょう。

手数料がかかってもnoteが使われる4つの理由

手数料がかかってもnoteが使われるのは、主に以下4つの理由があります。

1. 手軽に情報発信できる
2. 集客しやすい
3. フォロー機能で注目を集めやすい
4. 機能が充実したプレミアム会員がある

それぞれを解説します。

1.手軽に情報発信できる

noteはSNSと同じような感覚で情報発信がしやすいです。

もし、ブログで情報発信する場合、サーバーやドメインなどの準備が必要で、費用がかかるケースもあります。
また、他のプラットフォームだと有料サービスしか販売できないなど、気軽に使えないことも。

費用をかけず、始める手間も少ないnoteは、情報発信しやすいサービスです。

2.集客しやすい

noteでは、自分の記事が紹介されやすいプラットフォームです。

トップページの特集に掲載されたり、他ユーザ記事で「おすすめ」として紹介されたりします。

この仕組みを活用することで、フォロワーが増えたというケースがあり、集客しやすくなります。

また、SEOを意識して、キーワードを本文中に入れることで、Google検索からの集客を行えるのも特徴です。

3.フォロー機能で注目を集めやすい

noteにはフォロー機能という、記事の更新でフォローしてくれたユーザーのタイムラインに並ぶ機能があります。

タイムラインに並ぶため、注目を集めやすいのが特徴です。

ブログの場合、TwitterやLINEなど他のツールを使わないと更新したことを知らせられません。

その点、noteは記事更新を知らせやすいため、記事を読んでもらえる機会が多いといえます。

4.機能が充実したプレミアム会員がある

noteには、月額500円でプレミアム会員になれます。

上手く活用することで売り上げを伸ばすことが可能です。

プレミアム会員の主な機能は以下の10個です。

• 定期購読マガジンの申し込み
• 共同運営マガジン機能
• 1アカウントで作れるマガジン数上限アップ
• 予約投稿
• コメントの受付設定
• 数量限定販売
• Amazonウィジェット（アフィリエイト）
• 販売価格の上限アップ
• AIアシスタントの利用回数アップ
• YouTube動画の追加

本格的にnoteで収益を得ようと考えている人は、プレミアム会員になるのがおすすめです。

加入月は無料で使えるので、上手く活用して賢く売上を伸ばしましょう。

noteで収益化する5つのコツ

noteで収益化するためには主に以下の5つコツがあります。

1. ターゲットを明確にする
2. SNS活用する
3. 無料noteを書く
4. 自分の経験を発信する
5. フォロワーへ定期購読マガジンの販売を行う

それぞれをしっかりと理解して、効率よくnoteで収益化を行いましょう。

1. ターゲットを明確にする

noteで収益を上げるためには、まずターゲットを明確にすることが重要です。

誰に向けて書いているのか、どのようなニーズに応えたいのかを明確にすることで、読者の共感を得やすくなります。

ターゲットの内容には以下のものがあります。

• 年齢
• 性別
• 住んでいる地域
• 仕事内容
• 年収
• 趣味
• 休日の過ごし方など

これらの要素を詳細化していき、より具体的なターゲットを作り上げます。

作り上げたターゲットの興味や悩みに対して役立つコンテンツを発信することで、フォロワーが増え、最終的には収益につながる可能性が高まります。

ニッチな分野でも、ターゲットを絞ることで、強い信頼関係を築くことができます。

2. SNS活用する

noteでの収益化には、SNSの活用が欠かせません。

X(旧：Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを使って、自分の記事やコンテンツを広めることで、より多くの人に知ってもらえます。

SNSは記事の拡散やフォロワー獲得に非常に効果的で、無料noteや新しい有料コンテンツの告知をすることで、読者との繋がりを強化できます。

また、SNS上でのコメントやリプライを通じて、ファンとのコミュニケーションを深めることも大切です。

3. 無料noteを書く

収益を目指す際に、すべてを有料にするのではなく、無料noteも定期的に書くことが効果的です。

無料noteは、新しい読者を引き付けるための大きな入口です。

興味を持ってもらえれば、他の有料コンテンツも購入してくれる可能性が高まります。

まずは無料で価値のある情報を提供することで、信頼を得て、リピート率を上げ、フォロワーを増やすことを目指しましょう。

4. 自分の経験を発信する

noteでは、個人的な経験やストーリーが非常に価値を持ちます。

誰もが調べてわかることでは読者はなかなか増えてくれません。

自分の得た知識や体験、成功や失敗から学んだ教訓を発信することで、多くの読者に共感してもらいやすくなります。

特に、実際に役立つアドバイスや具体的な事例を交えて書くと、信頼感が高まり、フォロワーが増える可能性が高まります。

他のコンテンツと差別化するためにも、経験を基にした記事を書くのが収益化のコツです。

5. フォロワーへ定期購読マガジンの販売を行う

noteで安定した収益を得るためには、フォロワーへ定期購読マガジンを販売するのも有効な方法です。

通常の記事やマガジン販売では単発の収入しか得られませんが、定期購読マガジンは、継続的な収入源を確保できるため、安定した収入につながります。

すでにファンとなってくれているフォロワーが、より価値を感じられる定期購読マガジンを提供すれば、より収益化がしやすくなります。

よりフォロワーとの関係を深いものにすることが収益化のコツの1つです。

以下の記事では、noteの収益化方法を詳しく解説しています。効率よくnoteで収益を上げたい方はぜひ最後までお読みください。

noteで収益は得られる！6つの方法と5つのポイントを徹底解説

noteを使うときに気をつけるべき5つの制限

noteを使う際には以下の5つに気をつけてください。

1. 掲載できる広告に制限がある
2. 装飾に制限がある
3. 掲載内容に制限がある
4. 検索上位に表示される記事はnote全体で2つ程度
5. サービス終了になるリスクがある

これらを気にしないと、記事作成にかかった時間が無駄になってしまうケースもあります。ぜひ、ご一読ください。

1.掲載できる広告に制限がある

noteは掲載する広告に気をつけなければなりません。

プレミアム会員になり、かつAmazonアフィリエイトの利用のみと制限があります。

Amazon以外のサービスや、Googleアドセンスの利用はnoteではできません。

Amazonアフィリエイト以外を使って広告収入を得たい方は、note以外のプラットフォームを検討するようにしてください。

2.装飾に制限がある

noteは、ブログのように自由な装飾ができません。

noteで使える装飾機能は以下の5つのみです。

• 見出し（H3のみ）
• 引用
• 太字
• 中央寄せ
• コードの埋め込み

ブログならマーカー線を引いたり、表を使ったりと、様々な装飾が可能です。

記事装飾の最低限の機能しかnoteにはないため、ブログに慣れている人からすると使いづらいと思うかもしれません。

3.掲載内容に制限がある

掲載内容次第で、記事公開が制限されるケースがあります。

利用規約に反すると、記事公開の停止や売り上げの没収などされたりします。

noteの規約で禁止されている主な行為は以下のとおりです。

• 著作権等を侵害したもの
• 不快感を与えてしまうもの
• 株式の銘柄推奨
• 誤解を招くような表現
• オンラインゲーム等のアカウントの譲渡

記事が公開された後でも急に非公開にされるケースもあるため、掲載内容には気をつけましょう。

4.検索上位に表示される記事はnote全体で2つ程度

noteにおいて大きな制限の一つは、Googleなどの検索結果に表示されるnote内の記事が、2つ程度に制限されている点です。

これは検索エンジンの仕様であり、同一ドメイン（note.com）内で多数の記事が検索上位に表示されることを抑制しています。

そのため、優れたコンテンツを作成しても、他にnoteを書いている人が多いジャンルの場合は、自分の記事が上位表示されにくくなるリスクがあります。

noteで収益化するためには、SEO対策を考慮した記事作成が重要ですが、記事数に制限があるため、検索上位を狙うには戦略が必要です。

5.サービス終了になるリスクがある

noteも他のプラットフォームと同様、将来的にプラットフォーム自体が運営停止や終了する可能性がゼロではありません。

もし、サービス終了となると、いままで制作したコンテンツはすべて消えてしまいます。

そのため、全てのコンテンツをnoteに依存するのはリスクがあると言えるでしょう。

記事やコンテンツを他のブログプラットフォームや、自身の独自ドメインサイトにバックアップしておくなどのように、万が一のリスクに備えることが重要です。

また、突然の仕様変更や手数料の改定なども、収益化に影響を与える可能性があるため、note公式サイトにアクセスし、定期的な情報チェックを行うようにしましょう。

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