「YouTubeは3ヶ月後に伸びる」は本当？伸びる前兆や伸びない人の特徴についても解説

「YouTubeチャンネルは平均して3ヶ月後に伸び始める」

こんな話を、YouTubeコンサルやインフルエンサーは口をそろえていいます。

結論からいうと、適切な運用をされているチャンネルが、およそ3ヶ月後に伸び始めるのは本当です。

ただし、人によって伸びる・伸びないの差があるのは確かです。

そこでこの記事では「YouTubeは3ヶ月後に伸びる」の真意について、以下の4つの項目から解説します。

• 「YouTubeは3ヶ月後に伸びる」の意味
• チャンネルが伸びる前兆
• 3ヶ月経っても伸びない人の特徴
• 3ヶ月経っても伸びないときの対処法

これからチャンネルを伸ばしたい人や伸び悩んでいる人にとって、必見の内容です！ぜひ、最後までご覧ください。

【結論】「YouTubeは3ヶ月後に伸びる」は本当！ただし動画のクオリティや投稿頻度による

YouTubeチャンネルは適切に運用していれば、知名度ゼロでも3～6ヶ月で伸び始める可能性が高くなります。

ただし、きちんと伸ばすには以下の条件を満たすのが重要です。

• 3ヶ月で20本以上の動画を投稿する（週1～2本）
• 視聴者の総再生時間が約4,500時間を超える

チャンネルを伸ばすには、質の高い動画がある程度必要。加えて、動画の総再生時間が増えるとアルゴリズムからの評価が高くなり、チャンネルの露出が増えます。

結果、およそ3ヶ月後からチャンネルが伸び始める可能性が上がるというのが真相です。いずれにせよ、コンスタントに動画を投稿する必要があります。

YouTubeチャンネルが伸びる前兆3選

チャンネルが伸びる際には、以下の3つの前兆があります。

1. 視聴維持率が高い

「視聴維持率」とは、動画の視聴者がどれぐらい継続して動画を見ているかという指標です。視聴維持率の計算式は、以下のとおりです。

視聴維持率（%）＝ （動画の総視聴時間 ÷ 動画の総再生時間） × 100

視聴維持率はYouTubeStudioを開き、動画詳細画面の「アナリティクス」タブから確認できます。

視聴維持率が高い動画は視聴者ニーズを突いている動画ということになり、アルゴリズムから高評価を得られます。おすすめや関連動画で表示されやすくなるため、最低でも以下に挙げる割合を維持すべきです。

• 10分程度の動画：視聴維持率40%以上
• 8分程度の動画：視聴維持率50%以上
• 4分程度の動画：視聴維持率65%以上

高い視聴維持率を確保できれば多くの人の目に触れるので、チャンネルが伸びる可能性は飛躍的に向上します。

2. クリック率が高い

クリック率（CTR）とは、視聴者の画面に動画が表示された回数（インプレッション数）に対して、実際にサムネイルがクリックされた割合を指します。

クリック率の計算式は、以下のとおり。

クリック率（%）＝（クリック数 ÷ インプレッション数）× 100

クリック率はYouTubeStudioを開き、動画詳細画面の「アナリティクス」→「リーチ」から確認できます。

チャンネルを伸ばすにあたり、目標としたいクリック率は10%です。最低でも5%は維持できれば、YouTubeからの評価は高くなり、おすすめや関連動画に表示されやすくなります。

クリック率が高い動画を数多く投稿できれば、チャンネルが伸びる時期も遠くはないでしょう。

3. 検索・関連動画からの継続的な再生がある

前知識として、チャンネル開設直後の動画再生数はまったく伸びません。どんなに質の良い動画を投稿しても、誰の目にも触れないパターンがほとんどだからです。

YouTubeで動画を見てもらうには、まず検索や関連動画経由から、少しずつ視聴者を増やす必要があります。検索・関連動画で再生されてアルゴリズムから評価されると、おすすめへの露出も増えていきます。

これは逆にいえば、検索や関連動画経由から継続的に再生され続けている動画は、YouTubeのアルゴリズムから高い評価を得ているということ。

継続的に視聴されている動画を増やしていけば、いずれ登録者数や再生数を増やすチャンスに恵まれるでしょう。

3ヶ月経ってもYouTubeの再生数が伸びない人の特徴5選

3ヶ月経ってもチャンネルが伸びるきざしがない人には、以下の5つの特徴が当てはまる場合が多いです。

1. 投稿頻度が極端に少ない

3ヶ月後にチャンネルを伸ばすには、最低でも週1～2本ほどの動画投稿頻度を維持する必要があります。

とくに、ニッチなジャンルは1動画あたりの再生数が伸びにくいので 、投稿頻度は非常に重要です。

運用当初はチャンネルへの反響はないに等しいため、途中で投稿モチベーションが下がりがちです。モチベーションが維持できないと中だるみを起こし、挫折する危険性が高くなります。

まずは3ヶ月全力で取り組んで、登録者数と再生数が伸びるまで根気強く投稿しましょう。

2. 動画の質は低い

動画投稿頻度が高くても、1つ1つの動画の質が低いと、中々視聴者がつきません。動画の質が低いと視聴者に見てもらえないだけでなく、YouTubeのアルゴリズムから悪い評価を受けます。

YouTubeのアルゴリズムからチャンネルの評価を落とされると、関連動画やおすすめに乗りづらくなり、チャンネル自体の衰退を招きます。

チャンネルの評価を落とさないためにも、動画一つひとつの制作に手を抜かないようにしましょう。

3. 視聴者ニーズを無視している

動画はあくまで、視聴者のために作るものです。自分の好きな動画ばかりを作っても、なかなかチャンネルは伸びません。

アナリティクスやコメントから、視聴者ニーズを知るのは重要です。視聴者が見たいものを分析して動画に活かせれば、自然と再生数は増えていくでしょう。

動画の質や投稿頻度と同じぐらい、視聴者ニーズの分析は重要である点を覚えておいてください。

4. ジャンル選びに失敗している

YouTubeでは、伸びにくいジャンルと伸びにくいジャンルがはっきり分かれています。

例として、2025年に伸びるであろうジャンルを以下にまとめたので、参考にしてください。

特筆すべきは、シニア向けコンテンツです。一昔前はまったく需要がないジャンルでしたが、現在では高齢化社会や健康意識の向上から、シニアの視聴者層も増加傾向にあります。

逆に、以下のようなジャンルは、現在では伸びにくくおすすめできません。

とくに、ゲーム実況チャンネルは供給過多で競合も強いので、収益化目的で始めるならば避けるべきです。

YouTubeの流行り廃りは早いので、半年後や1年後にはまったく違うジャンルが台頭している可能性もあります。つねに、流行にはアンテナを張っておきましょう。

5. 極端に強い競合がいる

チャンネルを作る際は、かならず競合調査を行ってください。

極端に競合が強いジャンルを選んでしまうと、需要が強くてもすべて競合に吸われてしまいます。結果、自分のところに視聴者が来ない可能性が高いです。

競合が強いジャンルで再生数や登録者数を伸ばすには、質の高い動画を制作するか、なにかしら一芸に秀でる必要があります。ですが動画制作初心者が、質や個性の秀でた動画を作るのは困難です。

動画制作に慣れていない人は、極端に強い競合がいるジャンルは避けるのが無難です。

YouTubeで3ヶ月経っても伸びないときの対処法5選

3ヶ月経ってもチャンネルが伸びないときは、以下の5つの対処法を試してみてください。

1. ニーズのあるジャンルに鞍替えする

はっきりいってしまうと、YouTubeは「ジャンル」選びがすべてです。

いくら面白い動画を作れても、視聴者から見てもらえなければ意味がありません。伸びていない原因として、ジャンルにニーズがない可能性は十分あります。

まず自分の扱っているジャンルについてリサーチし、ニーズを確認しましょう。

現在ニーズがあるジャンルは、ときどきで異なります。「ニーズがないかも⋯」と思ったら、他ジャンルに鞍替えできれば伸びる確率が高まります。

2. サムネイルとタイトルを変更する

ジャンルの次に重要な要素が「サムネイル」と「タイトル」です。

YouTubeで視聴者が動画を再生する際は、サムネイルとタイトルで内容を判断します。サムネイルの見栄えが悪かったり、タイトルから内容が読み取れなかったりすると、視聴者は動画を見てくれません。

動画が見てもらえない原因を8割は、サムネイルとタイトルに問題があるとみていいでしょう。

例えば、以下の画像はゲーム解説系チャンネルのインプレッションです。パッと見で動画の内容が分かるように工夫されていますよね。

今までサムネイルとタイトルに力を入れていなかった人は、この2つには徹底的にこだわってください。

3. ハッシュタグをつける

初心者が忘れがちなのが、ハッシュタグの存在です。

ハッシュタグとは動画を開いてタイトルや概要欄に表示されているタグのこと。YouTubeアルゴリズムに関係していて、ハッシュタグがあると、同じタグがついた動画の関連動画として表示されやすくなります。

ハッシュタグは、以下のルールに則ってつけると、アルゴリズムから良い評価を得やすくなりおすすめです。

• 関連性の高いキーワードを3～5個つける
• とくに関連性が高いキーワードは最初の3つに設定する

ハッシュタグは、動画と関連性が高いキーワードを付与しましょう。以下に例を挙げるので、参考にしてください。

• ゲーム実況：ゲームの名前
• 金融系：商品名（新型NISA、iDeCo、オルカンなど）
• AI関連動画：AIの名前（ChatGPT、Claudeなど）

過剰にタグをつけたり、動画と関連性の低いタグをつけたりするのは避けてください。最悪スパムと判断され、アルゴリズムから悪い評価を受ける可能性があります。

4. 競合の動画を研究する

再生数や登録者数が多いライバルの研究は重要です。

なぜ伸びているのか、分析し自分のチャンネルに活かせれば、動画を伸ばすノウハウが培われます。

まず、同じぐらいの登録者のライバルを分析しましょう。登録者が同等でも自分のチャンネルのほうが平均再生数が少ない場合、自分の動画がライバルのものより劣っている可能性が高いです。

競合の動画を研究し、自分の動画の撮影・編集に落とし込めれば、チャンネルを伸ばす足がかりになります。

5. チャンネルを作り直す

以下のような行動を繰り返し、あまりにもYouTubeのアルゴリズムから悪い評価を受けていると、いつまで経ってもチャンネルが浮上しない恐れがあります。

• 視聴維持率が極端に低い
• 低評価が極端に多い
• YouTubeからスパム判定を受ける
• YouTubeのポリシーに反する行動を繰り返す

チャンネルが使い物にならないと判断した場合は、思い切ってチャンネルを作り直すのも1つの手です。最悪の場合、1から作り直したほうが早く収益化を達成できる可能性すらあります。

もし、アルゴリズムの評価が悪くなっていると感じたら、思い切って新しいチャンネルで再発進しましょう。

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