NFT詐欺のよくある手口8選!見分け方や被害に遭わないためにすべき5つのことを解説

「NFT詐欺ってどんな手口があるの?」
「NFT詐欺に遭ってしまった…どうしよう」
「防ぐ方法を知りたい」

このようなお悩みをお持ちではありませんか。

残念ながらNFTには、一定数の詐欺行為が存在します。価値の高いNFTや、高額の仮想通貨が盗まれてしまったらショックですよね。詐欺のリスクを少しでも防ぎたいという方は多いでしょう。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

  • NFT詐欺の事例と被害
  • NFT詐欺のよくある手口と見分け方
  • NFT詐欺を防ぐためにすべきこと

これからNFTに参入しようとしている方は、ぜひ最後までお読みください。

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NFT詐欺の事例と被害3選

NFT詐欺でよくある事例と、被害を3つ紹介します。

  1. 仮想通貨やNFTが盗まれる
  2. 偽物のNFTを購入させられる
  3. トークンが別のアドレスへ漏れる

どのような被害があるかを知っておくことで、詐欺かどうかを見抜けるようになるでしょう。

1. 仮想通貨やNFTが盗まれる

NFTは仮想通貨で売買し「ウォレット」と呼ばれるオンラインサービスで保管しますが、詐欺によって別のウォレットに移動させられて盗まれる被害が起きています。

理由としては、アクセスパスワードが何らかの原因で漏れていると考えられます。

よくある手口は、NFT業者になりすまして「新しいNFTの無料プレゼントに当選しました」と嘘をつき、ウォレットのIDやパスワードを入力させるケースです。

仮想通貨やNFTの盗難は、キャッシュカードやクレジットカードを盗まれるのと同じレベルの重大な被害なため、注意が必要です。

2. 偽物のNFTを購入させられる

人気のNFTを真似た作品が多く、間違ったものを買わされる詐欺が発生しています。NFTには1つずつ制作者情報や購入履歴が紐づいているため、同じものは存在しません。

しかし情報をきちんと確認しないまま、偽物を購入してしまうケースが起こっています。偽物の作品に価値はないため、高額なお金を払わないようにしましょう。

3. トークンが別のアドレスへ漏れる

トークンとは、仮想通貨のことです。MetaMask内のトークンが盗まれると、NFTだけでなくイーサリアム(NFTを売買する通貨)なども犯人のウォレットへ送付されてしまいます。

ガス代の関係でイーサリアムが転送されるのは最後なので、途中で気づければ被害は最小限に抑えられるでしょう。しかし気づく前にすべて盗まれるケースがほとんどです。

NFT詐欺のよくある手口8選と見分け方

NFT詐欺のよくある手口は、以下の8つです。

  1. 知らないNFTが送られてくる
  2. SNSのDMでフィッシングサイトへ誘導される
  3. SNSの偽アカウントで発信している
  4. Google検索で偽サイトが表示される
  5. OpenSeaなどで偽のNFTを購入させる
  6. mintサイトでウォレットに接続させる
  7. 運営側が関連サイトやサービスを消滅して資金を持ち逃げする
  8. サポートを装った連絡が来る

万が一詐欺に遭っても、見分け方を知っていれば大きな被害にはなりません。1つずつ見極めるポイントを確認していきましょう。

1. 知らないNFTが送られてくる

ウォレットを作成してマーケットプレイスに接続すると、誰でもNFTを送れるようになります。この仕組みを利用して、知らない人からNFTが送付される場合があります。

送付自体は止められないため、対策としては知らないユーザーからNFTが送られてきても開かないようにするしかありません。

ただし送られてくるNFTが、全て詐欺であるとは限らない点も覚えておきましょう。例えば制作者が購入のお礼として、無料のNFTを送付するケースはよくあります。

NFTが送られてきたら、送り主の情報や送付の目的などをきちんと確認した上で開くことが大切です。

2. SNSのDMでフィッシングサイトへ誘導される

SNSで呟いたり投稿したりすると、知らないアカウントからDMが来る場合があります。例えば「サポートや有益な情報を渡すから、パスワードやアカウント情報を入力してほしい」といったものなどです。

言われたとおりにパスワードやアカウント情報を入力したり、指定されたURLをクリックしたりすると、仮想通貨やNFTが盗まれる可能性があります。

防ぐためには、怪しいDMには反応しない、ブロックするなどが効果的です。

3. SNSの偽アカウントで発信している

著名人や公式サイトを装った偽アカウントは、要注意です。SNSを徘徊していると、偽アカウントが検索結果に表示されたり、キャンペーンと題した投稿が目に入るケースがあります。

しかし投稿などに貼られているURLなどはフィッシングサイトの可能性が高いため、絶対に開いてはいけません。

また認証バッジの有無やフォロワー数なども偽造できるため、安易に判断するのは避けましょう。

4. Google検索で偽サイトが表示される

Google検索で偽サイトが上位表示されていると、そこからクリックして詐欺に遭ってしまう場合があります。

見分けるためには、まず「広告」と表示されているかどうかを確認しましょう。本物のサイトは、広告の力を使わなくても上位表示されるケースが多いからです。

しかしリリースされたばかりのサイトなどは、一時的に偽サイトが上位表示されてしまう可能性があります。

確実に防ぐには、サイトのURLが正しいかどうかをチェックするのがおすすめです。例えばAmazonの場合、公式サイトのURLは以下のどちらかです。

  • https://××.amazon.co.jp/
  • amazon.co.jp/

2つ以外のURLのサイトは偽物なので、開かないようにしましょう。

5. OpenSeaなどで偽のNFTを購入させる

OpenSeaなどで偽のNFTを販売し、本物と偽って購入させる手口も存在します。特に人気の高いNFTほど偽物が多いため、注意が必要です。

本物かどうかを見分けるには、青の認証バッジがついているかをチェックしましょう。Openseaの認証バッジは、運営側の審査を通過したアカウントのみに付与されるので、信頼度が高いです。

ただし認証バッジの付与には「販売高が75ETH 以上 」という条件があります。確実に見極めたいなら、制作者や運営者のSNSアカウントのURLから開くのがおすすめです。

6. mintサイトでウォレットに接続させる

mintサイトとは、NFTを新規で発行して自分のウォレットに移動できるサイトを指します。プロジェクト自体が詐欺の場合、mintサイトでウォレットを接続すると、仮想通貨やNFTを盗まれる可能性があるため、注意が必要です。

対策としては、怪しいウォレットには接続しないようにしましょう。また信頼できるプロジェクトや発信元が提供しているURLのみを開くのも効果的です。

7. 運営側が関連サイトやサービスを消滅して資金を持ち逃げする

運営側が関連サイトやサービスを消滅して資金を持ち逃げする行為は「ラグプル(出口詐欺)」と呼ばれます。

「この商品を売れば稼げます!」などの甘い謳い文句で勧誘し、ターゲットが高額な料金を払って資金が集まったタイミングで、運営側が関連サイトやサービスを突然消滅してお金を持ち逃げするのです。

ラグプルはプロジェクトの開始〜NFTの販売までは通常の過程を踏むケースが多いため、詐欺だと見極めるのは難しい可能性があります。

社会的信頼がある人のプロジェクト以外には、手を出さないようにするのが無難です。

8. サポートを装った連絡が来る

サポートを装い、指定のURLをクリックをさせたり、商材を購入させたりする手口です。

例えば「操作方法がわからない」とSNSで投稿したとします。
するとサポートセンターなどをを名乗るアカウントからDMが来て「対応するからこのURLをクリックしてほしい」など言われます。

指定どおりにクリックしたり個人情報を入力したりすると、NFTや仮想通貨などが盗まれてしまう可能性があるため、注意しましょう。

公式アカウント以外からのDMは、反応しないのがおすすめです。

NFT詐欺を防ぐためにすべき5つのこと

NFT詐欺を防ぐためには、以下の5つの対策が効果的です。

  1. 個人情報を教えない
  2. 英語のDMには反応しない
  3. 用途に応じてウォレットを使い分け
  4. セキュリティ対策を万全にする
  5. きちんと調べてから判断する

残念ながら、100%詐欺に遭わない方法は存在しません。しかしこれから解説する5つを知っておけば、1%でもリスクを減らせるでしょう。

1. 個人情報を教えない

基本中の基本ですが、安易に個人情報を教えてはいけません。特にウォレットを扱う際、以下の3つの情報は絶対に教えないようにしましょう。

  1. ログインパスワード
  2. プライベートキー(アカウントへのアクセスや復元に必要)
  3. シークレットリカバリーフレーズ(ウォレットへのアクセスや復元に必要)

もし個人情報を聞いてくるようなDMやアカウントがあれば、詐欺の可能性を疑い、運営に通報するなどの行動を取ってください。

2. 英語のDMには反応しない

急に知らないアカウントから英語でDMが来た場合は、反応しないのが無難です。儲け話を持ちかけてきますが、大抵は詐欺の可能性が高いからです。

特に初心者は「商品を売りたい」「100でも多く稼ぎたい」という思いからよくわからないまま儲け話に乗ってしまうケースがあります。

著名人や実績がある場合は別ですが、通常一般人に対して儲け話を持ちかけてくるケースはほぼ0なので、その時点で詐欺を疑いましょう。

3. 用途に応じてウォレットを使い分ける

ウォレットには、ホットウォレットとコールドウォレットの2種類が存在します。Openseaなどのマーケットプレイスに接続してNFTの売買するためには、ホットウォレットが必要です。

しかしプライベートキーやシークレットリカバリーフレーズなどが漏れると、不正アクセスのリスクがあります。

一方コールドウォレットはインターネットに接続できないため、詐欺に遭う可能性が低いです。コールドウォレットは有料ですが、高額なNFTや仮想通貨は移動させておいたほうが安心です。

ただし紛失は自己責任のため、管理を徹底しましょう。

4. セキュリティ対策を万全にする

詐欺のリスクを減らすには、日頃からセキュリティ対策を念入りに行うのがおすすめです。フリーWi-Fiは使用しない、パスワードは定期的に変更するなどを常に意識しておくと、防犯意識が高まります。

詐欺に遭って後悔する前にできる対策として効果的なので、一度パスワードやWi-Fiの設定を確認してみてください。

5. きちんと調べてから判断する

NFTに限った話ではありませんが、美味しい話には必ず裏があるといっても過言ではありません。情報を鵜呑みにするのではなく、何事も自分できちんと調べてから判断するべきです。

特に初心者の場合、よくわからないという理由で著名人を名乗る人の意見を鵜呑みにする、とりあえず進められたから購入するケースがよく見られます。

他人のアドバイスは参考程度にしておき、自分でもきちんと調べた上でどうするかを決めましょう。

とはいえ「どうやって情報を調べたらいいの?」という方も多いと思います。インターネットで調べる、誰かに聞くなどの方法がありますが、実績を持つ人のノウハウを吸収するのが手っ取り早いです。

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