Brainメディア運営部です!
今回の記事では、「個人で稼ぐ×動画編集」の専門家である生ハム帝国さんに情報提供いただきました。
簡単に生ハム帝国さんの紹介をさせていただきます。
今回の記事では、動画編集やディレクションの現場で起きがちな〝絶望あるある〟を、
現場経験者のリアルなエピソードとともに掘り下げていきます。
「またデータ飛んだ…」「修正来たのに今パソコン触れない…」
そんな経験、一度や二度ではない方も多いのではないでしょうか。
動画編集という仕事には、避けられない“落とし穴”がいくつも存在します。
そしてその多くは、事前の備えやちょっとした工夫で回避できるものばかりです。
たとえば、1時間かけて書き出した4K動画に〝書き出し後のミス〟を見つけてしまった時。
納期直前、Googleドライブのアップロードが「あと5分」から「あと6時間」に変わる瞬間。
その“絶望”は、明日あなたの身にも降りかかるかもしれません。
この記事では、動画編集者が遭遇する典型的な“絶望あるある”を10種類以上取り上げ、
その原因と具体的な対策、そしてメンタル的な向き合い方まで徹底的に解説します。
実際にプロの編集者たちが経験した“失敗と学び”をもとに、
今後のトラブルを防ぐための考え方や準備の重要性をお伝えします。
「動画編集で心が折れそう…」
そんな思いを抱えているあなたに、少しでも安心と道しるべを届けられる内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
動画編集者が絶望する瞬間あるあるとは?
動画編集という仕事において、〝絶望〟は必ず訪れる通過儀礼のようなものです。
どれだけ準備万端でも、どれだけ丁寧に作業をしていても、
突如としてやってくる「編集者あるあるの悲劇」から逃れることはできません。
その中でも最も有名なものが、プレミアプロのフリーズ。
一度でも経験したことがあるなら、あの無力感と動揺は忘れられないはずです。
この記事では、現場のリアルな体験談をもとに、
動画編集者を襲う〝絶望あるある〟とその対策を丁寧に紐解いていきます。
クライアントも編集者も爆笑した「プレミアプロフリーズ事件」
ある日、大阪のクライアントオフィスで一緒に作業をしていた時のこと。
新しく来た編集者の子が、明らかに青ざめた顔をしていたので、思わず「どうしたの?」と声をかけました。
すると、震える声でこう返ってきました。
〝プレミアプロがフリーズしました……〟
その瞬間、オフィスにいた全員が爆笑。
なぜなら、誰もが一度はその〝絶望〟を経験してきたからです。
笑ったのは冷たいからではなく、「ああ、君もその洗礼を受けたんだね」という共感だったのです。
この出来事は、編集者同士の一体感さえ生むことがあります。
「ああ、それ俺もやったわ」「うんうん、あるあるすぎて泣ける」
そんな声が飛び交い、まるで通過儀礼のように共有されるのがこの〝フリーズ事件〟です。
そして、後にそれが笑い話になればなるほど、編集者としての経験値が増えている証でもあるのです。
この話の内容を、少し整理しておきます。
- プレミアプロのフリーズは、編集者の“あるある”の中でも最上級のネタ
- 誰もが一度は経験し、後に笑い話として語り継がれる
- 絶望すらも共有の文化として昇華されるのが動画編集業界のリアル
最初の“絶望”が、あなたを一人前の編集者へと導く第一歩になります。
なぜ“絶望”は避けられないのか?
ではなぜ、これほどまでに多くの編集者が絶望を経験するのでしょうか。
その理由は明確です。
動画編集は、常に〝複雑なツール・曖昧な指示・締め切り〟と戦う仕事だからです。
想像してみてください。
使い慣れたはずの編集ソフトが急に落ちたり、アップデートで動作が不安定になったり。
「自由にやってください」と言われたけれど、
実はクライアントの中には“完成のイメージ”がしっかりあって、後から修正指示が来る。
納期が迫っている中、アップロードに6時間かかるなんてことも日常茶飯事です。
つまり、動画編集という仕事には〝不確定要素〟が非常に多いのです。
どれだけ自分が万全の準備をしていても、
外部要因で〝全てが崩れる〟可能性が常にあるということ。
このリスクを理解し、受け入れた上で仕事をしていく必要があります。
そして重要なのは、絶望は防ぐものではなく、“最小限にするために備えるもの”だという認識です。
それが、長く動画編集を続けていくための前提となります。
一度、ここまでの重要なポイントをまとめてみましょう。
- 絶望が多いのは、動画編集が“リスクを抱えた仕事”だから
- ツール・環境・クライアントなど外部要因で崩れるリスクが常にある
- 「絶望は備えるもの」というスタンスがプロの分かれ道
絶望は敵ではなく、“編集者として成長するための燃料”になると捉えることが大切です。
最悪の事態、編集データが飛ぶ日
動画編集者にとって、〝データが飛ぶ〟というトラブルは、まさに最悪の悪夢です。
編集中の突然のクラッシュ、保存し忘れ、アプリのバグ──
何時間、何日もかけて積み重ねた作業が、一瞬で消えるという恐怖に、心が折れた経験のある人も少なくないはずです。
この章では、そんな“データ飛び絶望事件”に備えるための思考と習慣を整理していきます。
〝オートセーブ神話〟は今すぐ捨てよう
プレミアプロには、オートセーブ機能が搭載されています。
多くの初心者は「大丈夫、勝手に保存されてるはず」と安心しがちですが、
それは非常に危険な〝神話〟です。
実際の現場では、保存されていたはずのオートセーブファイルが消えている、
もしくは数時間前の状態に戻っている、という事例が多数あります。
信じたくない現実かもしれませんが、「保存されている前提」での作業は非常にリスクが高いのです。
ある編集者はこう言いました。
〝僕はオートセーブがない前提で作業してます〟と。
そう、自分自身が責任を持って保存し続けるという意識が、
編集者としてのリスク管理の第一歩なのです。
オートセーブを信じて作業し続けた結果、納期直前でのデータ飛び。
取り返しのつかないトラブルになる前に、今すぐ「自動保存に頼らない」姿勢に切り替えましょう。
特に意識したいポイントは次の通りです。
- オートセーブは信用できないケースが多い
- 保存されたつもりが、過去の状態に戻っていることもある
- 「自分で保存する」という前提で行動することが重要
“安心”ではなく“警戒”が、あなたのデータを守ることにつながります。
保存ルールは「手動+外付け+プロマネ」の三重防御
信頼できないオートセーブに代わり、今すぐ実践すべきなのが〝保存の三重防御〟です。
1つ目は、10分に1回の手動保存。
Command+S(WindowsならCtrl+S)のショートカットを癖づけることで、
予期せぬクラッシュからの復旧率が格段に上がります。
2つ目は、外付けSSDやHDDに編集データを定期的にコピーすること。
PC本体が壊れてデータを取り出せなくなるトラブルも現実に起こりうるため、
物理的に別の場所にデータを保存しておくことは極めて有効です。
そして3つ目が、プレミアプロの「プロジェクトマネージャー」機能の活用です。
使用した素材ごと別フォルダに一括で保存できるため、
再編集やデータ共有が必要になった際にも便利です。
この“三重防御”が揃っていれば、ほとんどのデータ飛びリスクを抑えることが可能です。
ここまでの話を整理しておきましょう。
- 手動保存は10分に1回を目安に習慣化する
- 外付けSSDへの定期バックアップでハード的なリスクに備える
- プロマネ機能で素材・プロジェクトを丸ごと管理する
1つの対策で満足せず、“3つの防御”であなたの作品を守りましょう。
編集者だけが察知できる〝クラッシュ前の違和感〟
動画編集に慣れてくると、多くの編集者がある“能力”を身につけます。
それが、クラッシュの予兆を感じ取るセンサーです。
たとえば、「エフェクトを重ねすぎて再生がカクついてきた」「タイムラインが赤く染まってきた」「プレビューが真っ黒になった」など。
これらはすべて、“そろそろヤバいぞ”というサインです。
このサインを見逃さず、少しでも違和感を覚えたら、
即保存、もしくはソフトを再起動するなどの対応を取ることが大切です。
この“勘”は、経験を積んだ編集者にしか備わらない〝現場のセンス〟とも言えるスキル。
言い換えれば、絶望を何度か味わった人ほど敏感になるものなのです。
SNSで「プレミア重いな、やばそう」と感じた瞬間、保存する習慣が身についている人もいます。
違和感にすぐ反応できる編集者こそ、リスク回避のプロフェッショナルです。
あらためて、ポイントを簡単にまとめておきます。
- クラッシュ前には必ず“おかしな挙動”が起きる
- エフェクト・タイムライン・プレビューなどに注目
- 違和感を覚えた瞬間の“即保存”が命を救う
違和感を放置せず、編集者ならではの“第六感”を大切にしてください。

違和感を見逃さない。それが、地獄を見るか見ないかの分かれ道です!
書き出した後に見つかる〝取り返しのつかないミス〟
動画編集が終わり、無事に書き出し作業に入った時。
編集者の心には、ようやく一息つける安心感が広がります。
しかし、その直後に襲ってくる〝恐怖の一撃〟。
「うそ……ミス見つけた……」
特に書き出しに1時間以上かかるような長尺・高画質の案件では、
そのショックは計り知れません。
この章では、「書き出し後に見つけるミス」をいかにして防ぐかについて深掘りします。
長時間書き出し後の「え、なんで!?」
10分の尺なら「まあ、やり直すか」と思えるかもしれません。
しかし、60分超えの高画質4K動画の書き出しにかかる時間は、
平気で1〜2時間を超えてきます。
しかも、その間パソコンが重くて他の作業もできない。
だからこそ、書き出し終了後にミスを発見した瞬間は、
「嘘だろ…今の2時間、なんだったの?」という絶望に変わるのです。
この“ミスの発見”もまた、編集者なら誰もが一度は経験する洗礼。
音声がズレていた、誤字テロップがそのまま出ていた、黒画面のまま終わっていた──。
どれも簡単に気づけそうで、意外と見落としてしまうのが現実です。
だからこそ、書き出し前の段階で「最低限の確認作業」を入れておくことが必要です。
たとえば、2倍速での再生チェックや、画面の拡大確認。
ちょっとした違和感を見逃さない姿勢が、
後の地獄を未然に防ぐことにつながります。
このパートで押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- 長尺の動画ほど、ミス発見時のダメージが大きい
- 書き出し前の「軽い確認」が大きな事故を防ぐ
- 安心しすぎたタイミングこそ要注意
「もう終わった」と気を抜いたその瞬間が、絶望の始まりかもしれません。
絶望を未然に防ぐ〝チェックリスト文化〟
書き出し後のミスを根本から減らすために、編集者が取り入れている習慣があります。
それが、〝チェックリスト文化〟です。
「この作業、本当に終わってる?」をすべて可視化することで、確認漏れを限りなく減らせます。
たとえば、以下のようなシンプルなリストを用意しておくだけでも違います。
- テロップに誤字脱字はないか
- 音ズレ・BGMの音量バランスは問題ないか
- 書き出し設定(尺・コーデックなど)は正しいか
- 黒画面やフェードアウト忘れはないか
書き出す前にこれらを一つひとつ潰していくだけで、
「書き出し直し」のリスクが劇的に減ります。
さらに、このチェックリストはクライアントやチームメンバーと共有しておくと、
品質基準としても機能するので一石二鳥。
経験豊富な編集者ほど、チェックリストを「面倒」とは考えません。
ミスを防ぎ、納期に追われず、信頼を守るための仕組みとして捉えています。
一度、ここまでの要点を振り返っておきましょう。
- チェックリストは「確認漏れ」を防ぐ最強ツール
- 書き出し前の5分で、数時間分のミスを防げる
- チームで共有すれば品質維持にも効果的
編集の最後は、技術よりも「仕組み」がミスを救います。

5分のチェックで2時間の地獄を防げるなら、やるっきゃないですよ!
アプデ=バグの合図?信じる者が救われない世界
ソフトウェアは〝進化するもの〟。
新機能が追加されたり、安定性が向上したりと、アップデートには期待が集まります。
……が、こと動画編集ソフト・Premiere Proにおいては、話が違います。
編集者の世界では、〝アプデはむしろリスク〟という認識が常識です。
特に大規模アップデート(メジャーアップデート)直後に、予期せぬバグが多発し、
〝信じて更新した者から順に沈んでいく〟という事態すら起こります。
この章では、Premiere Proのアプデで巻き起こるバグと、
それに対処するリアルな知恵について掘り下げます。
プレミアプロ、メジャーアップデートで起きる惨劇
Premiere Proは、数ヶ月に一度、1桁目が変わる〝メジャーアップデート〟が入ります。
例:23.5 → 24.0、24.9 → 25.0 など。
この瞬間こそ、バグの地雷原。
動いていたはずのプラグインが無効化され、
エクスポートが途中で止まり、
エフェクトが表示されず、
プロジェクトファイルが開けなくなる――
そんな予期せぬ〝編集不能バグ〟が報告されるのが、このタイミングなのです。
特に影響が大きいのは、納期直前にアプデしてしまった場合。
「書き出しができない」、「開いたら真っ黒」、「勝手にソフトが落ちる」など、
一切のリカバリーが効かない状況が突如として訪れます。
このリスクを避けるために編集者が行う対策は、以下の通りです。
- アップデート後はすぐに移行せず、旧バージョンを保持
- Adobe Creative Cloudで「前バージョンを残す」設定にしておく
- メジャーアップデート前後は重要案件を控える
Premiere Proでは最大6世代までダウングレードが可能なので、
不具合が出たら即座に旧バージョンへ戻す判断も必要です。
盲目的にアプデを信じるのではなく、「人柱報告が出揃ってから判断する」のが
編集者たちの生存戦略なのです。
X(旧Twitter)でしか見つからない“リアルな解決策”
公式ヘルプやAdobeのサポートページでは、解決までに時間がかかることがほとんどです。
そんな中、編集者たちが頼りにしているのが「X(旧Twitter)」。
「#PremierePro」「#アプデバグ」などで検索すると、
現場の編集者たちが発見したばかりのリアルなバグ報告や解決法が共有されています。
たとえば、「最新バージョンで書き出しが止まるバグ→24.3に戻せば解決」といった、
数時間前に発見されたばかりの最新トラブル情報が飛び交っているのです。
とくに注目すべきは、動画編集系インフルエンサーのポスト。
彼らが情報のハブになっており、バグの再現手順や対処法をまとめて発信してくれることもあります。
公式より早く、確実で、現場で使える。
だからこそ、多くの編集者がXを日常的に巡回し、最新の「地雷情報」を仕入れているのです。
この情報収集こそ、最強の自衛策といえるでしょう。
- バグは公式より先に、現場から発見される
- X検索で「解決策」が即見つかることも多い
- 編集者にとっての“命綱”はSNSにある

アプデ後はX巡回がルーティンです。
公式よりXの方が正直、役立ちます。
納期直前に起きる地獄:アップロード・パソコン停止
編集作業が終わっても、納品が完了するまで気が抜けません。
なぜなら、「アップロード地獄」と「パソコンクラッシュ」という、 2つの“納期直前トラップ”が待ち受けているからです。
編集者にとって、このフェーズのトラブルはまさに致命傷。
数時間かけた作業が“無”になる恐怖に、何度打ちひしがれたことでしょう。
この章では、アップロードやPC不調で起こる絶望と、 そこから身を守るためのリアルなノウハウを紹介します。
「あと5分」が6時間に変わるGoogleドライブの闇
「納期ギリギリだけど、編集終わったし、あとはアップロードするだけ」
……そう思った瞬間、地獄の始まりです。
Googleドライブの“残り時間表示”は信用できません。
「あと5分」と表示されていたはずが、10分後には「あと10分」になり、 最終的には「残り6時間です」などと表示されることも。
アップロードが終わらない。ファイルが重すぎる。ネットが遅い。
もはや、納期に間に合うかどうかは「運次第」――。
そんな状況を回避するには、以下の対策が効果的です。
- Googleドライブの代替手段(ギガファイル便など)を常備
- 納期の“前日夜”にはアップロードを始める
- アップロード中はPCで他の作業をしない
Googleドライブの時間表示は、あくまで「目安」。
納品に間に合わなかったら、どれだけ頑張って編集しても水の泡です。
早め早めのアップロードが、編集者としての最低限のリスク管理と言えるでしょう。
パソコン停止は〝GPU不足〟のサインだった
作業中、突然パソコンがフリーズし、ブラックアウトする。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかもそれが、書き出し中や納期直前だったら最悪です。
このトラブル、実は高確率で「GPUのスペック不足」が原因。
動画編集ソフトはGPU(グラフィックボード)への依存度が高く、 スペックが足りないと、ソフトが落ちるどころか、PC自体が停止してしまうのです。
以下のような“クラッシュ前兆”に気づけるかどうかが、生死を分けます。
- タイムラインが赤くなり、エラー表示が出る
- 再生がカクつき、CPUファンが爆音になる
- 明らかにPCの挙動が重くなる
これらのサインを見逃したまま作業を続けると、最終的にクラッシュ。
PCの電源を入れ直しても、データが破損していることも珍しくありません。
この惨劇を避けるためには、
- 編集専用PCで作業する
- 書き出し前には必ず再起動&不要アプリを閉じる
- GPU・メモリなどスペックアップを検討する
「勝手に止まった」は、実は突然ではなく、“予兆”を見逃していた結果。
不調のサインを見逃さず、事前に対策を取ること。
これが、クラッシュによる納品トラブルを防ぐ最善策なのです。

編集者は“感覚的に”パソコンの不調を察知できます。
タイムラインの赤帯とか、すでに警告出てるんですよね。
心が折れる瞬間は、人との関係に潜んでいる
動画編集の仕事で心が折れるタイミング。
それは、Premiere Proのバグでも、パソコンのクラッシュでもありません。
もっと静かで、もっと深く、じわじわと精神を削るのが「人間関係」からくる絶望です。
返信が来ない、比べてしまう、頼まれごとを断れない……。
スキル以前に、メンタルを折られてしまう編集者は少なくありません。
この章では、そんな“心の絶望あるある”に焦点を当てます。
応募しても返信が来ないのは“普通”です
クラウドワークスやTwitterで募集に応募して、 丁寧なメッセージも添えたのに――
一向に返信が来ない。
それどころか、未読のまま何日も経っていく。
これが続くと、「自分って必要ないのかも」と心が折れそうになります。
ですが、これは完全に“日常茶飯事”です。
ディレクター側も応募が殺到している中、 一人ひとりに返信を返せない現実があります。
むしろ、「返信がない=不採用」だと割り切るのが編集者のマインドセット。
そして、本当にスキルや相性の良い案件であれば、必ず声がかかります。
連絡が来ないことに一喜一憂するのではなく、 「応募数」や「スキルアップ」に目を向ける方がはるかに建設的です。
他人と比べて絶望するあなたへ伝えたいこと
X(旧Twitter)などのSNSでは、 「月収10万達成」「大型案件獲得しました!」という投稿が目立ちます。
そんな中、自分がまだ小さな案件しか取れていなかったり、 収入が伸びていなかったりすると――
「自分だけ取り残されているのでは?」という絶望に襲われることも。
しかし、その投稿の裏には、見えない失敗や苦悩があることも事実です。
実際に「成果が出ない」と悩んでいた編集者の中には、
- 低単価案件ばかり選んでいた
- 営業をしていなかった
- スキルはあるのに自己評価が低かった
という方も多くいます。
比べるべきは“他人”ではなく、“昨日の自分”。
冷静にポートフォリオを見直し、テスト案件の質を高め、 適正単価で応募するだけでも、状況は大きく変わります。
絶望を希望に変える鍵は、比べる相手を間違えないことです。
“引き受けすぎ”でパンクする人の共通点
「頼まれたら断れない」
「断ったら嫌われるかも」
そうして案件を受けすぎて、気づけばパンク。
納期が被り、徹夜続きになり、体調を崩し、 次第に「動画編集そのものが嫌いになっていく」という悪循環に陥ります。
こうなってしまう人の共通点は、
- 納期を自分でしっかり管理していない
- スケジュールの見積もりが甘い
- 「無理です」と断る勇気がない
パンクしないためには、
- NotionやGoogleカレンダーなどで納期管理する
- 「今週は受けられません」と早めに伝える
- 代替案(納期を延ばすなど)を提示して断る
というスキルが必要です。
受けすぎてパンクした結果、信頼を失うくらいなら、 最初から「できない」と伝えた方が双方にとって幸せなのです。

「できないこと」を伝えるのも、信頼されるスキルです。
全部やろうとしないで、しっかり“断る”ことが大事。
クライアントとのコミュニケーションこそ、絶望の分かれ道
動画編集のトラブルは、技術の問題だけではありません。
もっとも多くの編集者が絶望を感じるのが、「クライアントとのすれ違い」です。
期待と現実のギャップ、
思い込みによる方向性のズレ、
曖昧な指示に右往左往する時間。
「言われた通りにやったのに、全部修正される」
そんな場面に何度心を折られたか、数え切れません。
この章では、コミュニケーションの質が納品の質を決めるという事実に基づき、 編集者が絶望しないための心構えと対処法を解説します。
「自由にやって」が一番難しい理由
「細かい指定はないので、自由にやっちゃってください!」
これは一見すると、編集者への信頼の表れのように感じられます。
しかし、実際にはこの“自由”こそが最大の地雷なのです。
なぜなら、クライアントが言う「自由」と、 編集者が感じる「自由」には明確なズレがあるからです。
「明るめの編集で」と言われたのに、
「いや、これは明るすぎますね」と修正が返ってくる。
「ポップなテロップ」と言われたのに、
「もっとシンプルな感じで」とやり直しになる。
つまり、自由とは“クライアントの頭の中のイメージ”でしかないのです。
そこにアクセスできない限り、編集者は永遠に答えを探し続けるハメになります。
この問題を回避するためには、 自由と言われても必ず“方向性のすり合わせ”をすることが鉄則。
- 参考動画をもらう
- NGな表現を先に聞く
- 「この方向でいいですか?」とサンプルを1本送る
自由=お任せ、ではなく、
自由=軸を見つける会話のスタートだと捉えることが大切です。
迷ったら即ヒアリング!確認する勇気が未来を守る
「たぶんこういうことだろう」と自己判断で進めた結果、 納品後に全修正、なんてことは編集現場では日常茶飯事です。
なぜ起こるのか?
答えはシンプルで、「聞かなかったから」です。
編集者の仕事は、技術職であると同時に、ヒアリング職でもあります。
不明点があるなら、恥ずかしがらずに聞く。
指示が曖昧なら、納得するまで質問する。
この“確認の勇気”が、後の絶望を防いでくれます。
具体的には、次のような習慣が有効です。
- 指示を受けたら、必ず「確認まとめ」を返信する
- 編集前にZoomやチャットで5分だけ方向性確認
- 「この編集で問題ないか?」のサンプルを共有
こうすることで、相手のイメージと自分の作業がズレていないかを事前にチェックできます。
それでも迷ったら──

「聞くのが怖い」より「直すのが地獄」です。
迷ったら絶対にヒアリングしてください。
無料で何度も?〝修正地獄〟にハマる理由
動画編集における「修正」は避けて通れません。
しかし、いつの間にか「修正無料」「何回でもOK」という雰囲気になり、 1本の案件で延々と振り回される地獄にハマってしまう人も多くいます。
「もう一度だけお願い」
「やっぱこっちで」
「こっちも追加で直して」
最初は小さなリクエストだったはずが、 気づけば何度も何度も対応させられ、報酬は据え置き。
これが“修正地獄”です。
この章では、修正地獄にハマる編集者の特徴と、 それを避けるために必要な「事前対策」と「線引き」の考え方を解説します。
“気まぐれ指示”に振り回されないための事前対策
「最初に言ってよ…」
これは、後から出てくるクライアントの“気まぐれ指示”に対して、 多くの編集者が感じる無力感です。
最初は「自由にどうぞ」と言っていたのに、
納品後に「やっぱこっちで」とテイストが大きく変わる。
こうした後出しジャンケンのような修正指示が繰り返されると、 精神的にも時間的にも大きなダメージとなります。
では、どうすればいいのか?
答えは、最初に“すり合わせ”を徹底すること。
- 完成イメージの共有(参考動画・NG例など)
- 修正は何回まで無料かを契約時に明示
- 仕様変更は追加料金がかかることを伝えておく
事前に線を引いておくことが、後のトラブルを防ぐ最大の防御策です。
修正対応の〝線引き〟ができる編集者が信頼される
意外に思うかもしれませんが、 「無料で何度でも修正に応じる編集者」は、必ずしも信頼されるわけではありません。
むしろ、対応の基準やラインをしっかり示せる人ほど、プロとして評価されます。
たとえば──
- 「〇回目以降の修正は追加費用がかかる」
- 「大幅な仕様変更の場合は別案件として請け直します」
- 「修正内容によっては納期が延びます」
といった明確なルールを持ち、それを丁寧に伝えること。
それができる編集者には、 「任せて安心」という印象が生まれ、結果的に長期的な関係にもつながります。

「気軽に頼める編集者」じゃなくて、
「ルールがあるから安心して頼める編集者」がプロです。
急にパソコンが触れない…緊急対応できない恐怖
旅行中、通院中、移動中――
「まさかこのタイミングで修正依頼!?」
こうした場面で連絡が来るのは、動画編集の現場あるあるです。
しかも内容は、「今から1時間以内に対応できますか?」のような緊急要請。
対応できないとクライアントに迷惑をかけてしまうし、
無理に対応しても中途半端になって、信頼を損なうリスクもある。
このような事態は、避けることが可能です。
この章では、「急に修正できない状況」でも焦らないための備えについて整理していきます。
緊急の修正依頼は〝想定外〟ではなく〝準備不足〟
「今日は絶対に作業できない」とわかっている日。
それでも、その日に限って修正依頼が届くのが現場の現実です。
こうしたケースに備えて、事前に準備すべきポイントは以下の3つ。
- 事前に「この日は対応不可」と共有しておく
- 最低限の素材とプロジェクトファイルはクラウド共有しておく
- 代理対応できる編集者やチームメンバーを確保しておく
特におすすめなのが、Googleドライブ+プロジェクトマネージャー(Premiere Pro機能)で 編集データをまとめておくこと。
これにより、もし自分が対応できない状況でも、 他のメンバーが即座にデータを開き、対応可能になります。
緊急修正は、「いつか起こる前提」で仕組みを作る。
これが“緊急時でも信頼される編集者”になるポイントです。
文字化け問題の99%は〝7-Zip〟で解決できる
パソコンが使えない状況とは別に、
「ファイルが文字化けしてて開けません!」というトラブルも非常に多いです。
特にMacとWindowsの間でファイルをやり取りする際に起きやすく、
Premiere Proのプロジェクトマネージャー機能を通じたデータ共有でも文字化けが発生することがあります。
これにより、
- ファイル名が正しく読み込めない
- リンクが切れてプロジェクトが破損する
- どの素材がどれか分からなくなる
といった致命的な問題が発生します。
ですが安心してください。
そのほとんどは「7-Zip」という無料ツールを使えば解決できます。
7-Zipは、Windows・Macどちらにも対応している圧縮・解凍ソフト。
このツールで圧縮&解凍するだけで、文字化けの9割以上が回避可能です。
また、クライアント側にも「ファイルは7-Zipで圧縮してください」と伝えておくと、
トラブルの予防にもつながります。

「焦らない準備」が最強。
対応できないことより、対応できる環境を作らないことが失敗です。
まとめ:絶望は避けられない。でも、準備はできる。
動画編集の現場には、
- データが飛ぶ
- 長時間の書き出しがムダになる
- アップデートでソフトがバグる
- 納期直前にパソコンが停止する
- クライアントとの意思疎通が噛み合わない
といった“絶望の瞬間”が、日常的に転がっています。
でも、それはあなたの能力が足りないからではありません。
誰もが通る道であり、誰もがそこで工夫を重ねてきた道でもあります。
重要なのは、同じ絶望を2度繰り返さないこと。
そのためには、
- こまめなバックアップ
- アップデートのタイミング管理
- 納期から逆算したスケジュール
- クライアントとのすり合わせ
- SNSなどを使った情報収集
といった、“事前の準備”と“学び続ける姿勢”が欠かせません。
絶望があなたを襲ってきたとき、
この記事が少しでもあなたの救いになれば幸いです。
そして、今この瞬間も誰かが同じトラブルに悩んでいることを、どうか忘れないでください。
共有しよう。対策しよう。生き残ろう。
完全未経験から1週間で動画編集者に!Movie Hacksの〝最速収益化メソッド〟
生ハム帝国さんが講師を務める「Movie Hacks【完全未経験から最短1週間で収益化を目指す動画編集講座】」は、YouTube特化型のオンライン動画編集スクールとして、業界トップクラスの実績を誇ります。
- 完全未経験からわずか1週間で動画編集者デビュー
- 業界最安値&受講期間無制限で学び放題
- 24時間いつでも質問可能な徹底サポート体制
- 累計受講者数10,000人突破の圧倒的な実績
- 利用者数26万人超え・累計60万本の教材を販売するWebサービス会社の現役社長が全面監修
- 現役動画編集ディレクターによる「現場で使える編集ノウハウ」
- 初案件獲得から高単価案件に繋げるための営業スクリプトも完備
- 有名インフルエンサーの編集実績多数で信頼性抜群
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